【天皇陛下への侮辱発言】反省や謝罪どころか、アメリカの力で日本を黙らせようとしている韓国国会議長 | 朱雀ひのでのブログ

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連休明けに飛び出した、日本政界の反応

 

先日の記事でも取り上げましたが、韓国の国会議長が、今上陛下に上皇に退かれた後訪韓し、『慰安婦』に『心のこもった謝罪』を要求する発言を、アメリカのメディアとのインタビューで発言しました。

 

私は無論の事ですが、日本国内でものすごい反発が起きています。

この問題が発覚したのが3連休中のことでしたから、日本政界の反応は、連休明けの昨日(2月12日)からです。

昨日の国会答弁で、安倍総理を始めとする政治家たちの反応が報じられました

(リンク切れの際は注目記事668参照。上から2つ目の記事)

発言を、以下にまとめます。

 

安倍総理

『この発言を読んで本当に驚いたところだ。わが国として、直ちに外交ルートを通じ、韓国側に対して、今回のムン・ヒサン議長の発言は甚だしく不適切な内容を含むものであり、極めて遺憾である旨、厳しく申し入れを行った。強く抗議をするとともに謝罪と撤回を求めたところだ』

 

菅官房長官

『ムン・ヒサン議長側は、その後、『日韓関係を重視し、両国の関係が未来志向的に進んでいくことを望んでいる』とした報道資料を発出した。また、韓国政府からも『本件発言が、早期の日韓関係改善を願うムン議長の思いから出たものであり、報道のされかたは同議長の本意ではなかった』という説明があったが、今回のムン議長による発言は極めて不適切なものだ』

 

河野外務大臣

『到底受け入れられるようなものでもないし、極めて無礼な発言であり、政府として、謝罪と撤回を求めているところだ』

 

公明党・山口代表

『天皇陛下に謝罪を求めるのはいかがなものか。日韓の国民どうしの交流はむしろ活発に行われているので、政治がもっと国民の現実をよく見て両国の関係が円満なものになるよう努力すべきだ』

 

共産党・ 志位委員長

『日本政府として、真剣な謝罪が必要で、特に総理大臣が、みずからの肉声できちんと謝罪しないといけない。天皇は、日本国憲法で政治的権能を有しないとしている。昭和天皇は、戦争の最高責任者だと思っているが、現天皇は戦争責任ということは問題にならないと思う』

 

 

安倍総理、菅官房長官、河野外相はまともな対応ですが、公明党の山口代表のコメントは、対応があやふやですし、共産党の志位委員長に至っては、話になりません。

『真剣な謝罪』が必要という事は、今まで日本がいい加減な謝罪をしたとでも?

そして志位氏には、「あなたはどこの国の政治家ですか?」と言いたくなります。

 

志位氏も国会議員として、国会による謝罪決議にかかわってきたはずなのに、何他人事の様に言っているのでしょうか?

日本の国会議員としてそれに関わっていたというのに、そんな発言をするという事は、共産党自身が『いい加減な気持ちで』謝罪していたという事ですね。

 

 

謝罪どころか、天皇陛下を日本『国王』呼ばわりする、外交的非礼さ

 

さて日本の反応を見て韓国政府や件の韓国国会議長は、どう動いたでしょうか?

まず件の国会議長ですが、次の様に『弁明』したと、報じられています

(リンク切れの際は注目記事669参照)

 

文氏は「戦犯主犯の息子」という表現を「戦時の日本国王(天皇陛下)の息子という意味だ」と述べた。その上で、「日本の責任ある指導者が元慰安婦に納得できる誠意ある謝罪を行うことが優先されねばならない」とし、「日本側は数十回謝罪したと言うが、そんなことはない」と強調したという。

 

 

発言全てがとんでもないですね。

しかも謝罪どころか、誤魔化し発言です。

しかも発言自体を撤回していないので、誤魔化しにもなっていない。

 

問題点はそこではなく、他国の国家元首に謝罪を要求した事と、『親の犯罪』について、子に責任を取れという前近代的法感覚での発言、そして謝罪相手も、『慰安婦』を騙る詐欺師ともなれば、どこをとっても、アウトです。

 

そして韓国政府の報道官も、発言を擁護し、注意や訂正を命令する様子もない事から、これが韓国政府の態度と同じと見るべきです。

 

これで本当に今上陛下が『慰安婦』に謝罪させられたら、日本は韓国の軍門に下るのと同義となります。

 

日本の国家威信にかけて、断固拒否の上、韓国政府に『公式の謝罪使の派遣』を要求すべきレベルです。

無論弁明で済まさず、メディアの前で謝罪使に土下座を要求すべきレベルです。

 

極めつけは天皇陛下を『日本国王(日王)』呼ばわりしている事ですね。

もしトランプ大統領やプーチン大統領、あるいは習近平などを、盗賊の棟梁とでも呼べば、どうなると思いますか?

果たして謝罪を求められるだけで、済みますかね?

 

この例でお分かりだと思います。

韓国国会議長の失言は、開戦の口実ともなり得る、外交的非礼であると。

 

 

『日韓合意』で顔に泥を塗られたアメリカが、火中の栗を果たして拾うか?

 

さて韓国国会議長ですが、『弁明』発言は、アメリカで行っています。

何をしに行っているかと言えば、アメリカに対日関係への仲裁を申し出たようです

(リンク切れの際は注目記事670参照)

 

『互いにある程度、譲歩して乗り越えなければならないが、今回はそれができず』と言いますが、韓国の方が譲歩した事など、これまでどれほどありましたかね?

 

今回問題となっている『失言』の発端にもなった、今上陛下への『慰安婦』に対する謝罪要求は、そもそもアメリカの仲介で成立した『日韓合意』が不満だからこそ、飛び出したものでしょう。

 

それを踏まえて考えると、アメリカにとっては、こう聞こえるはずです。

 

『日韓合意』での仲介がなっていなかったから、日韓関係が再び悪化した。

今度こそきちんと日本に四の五の言わせないように、きちんと日本を締めて欲しい。

 

応対したサリバン国務副長官は、呆れたのではないですかね。

あるいは激怒したかも。

 

『日韓合意』を事実上破棄した経緯は、アメリカもしっかり見ていたはずです。

それを見ていれば、アメリカの顔に泥を塗られたと思ったはずです。

『仲裁者アメリカ』のまとめた合意が、後から出してきた主張で蒸し返して、新たな火種を呼んだのですから。

 

アメリカも、仲介者として大した事はないな。

 

国際社会では、そう見られたはずです。

 

もちろん、世界は韓国の非常識さも、同時に認知したことは間違いありません。

ただ、それを踏まえた上で行わなければならないのが、仲介者としての役割です。

双方の力関係、歴史的背景、それぞれの国情を考えて、どういう形で仲介案を出せば、双方が納得し、紛争をそれで終わらせることが出来るのか?

それを量って紛争を終わらせる和解案を出してまとめるのが、仲介者の役割です。

 

だから個人、法人、国家のどのレベルでも、紛争の仲介は難しく、まとめ役の力量が問われます。

韓国が人類史上、おそらくもっとも非常識な国家であることは間違いないにせよ、それを踏まえた上でアメリカは、仲介役を引き受けるべきだったのです。

 

アメリカは、その点を見誤った。

そのため仲裁者としての力量に、疑問符を付けられたのです。

韓国の身勝手さによって。

これで怒らなかったなら、アメリカはおかしい。

 

『日韓合意』以降の日韓の振る舞いを見て、韓国に非がなく、日本に一方的な非があるなどと思う国は、韓国くらいでしょう。

 

アメリカは、駐日大使館その他を通じ、日本国内の反応を見ているはずです。

だからこそ、『対話や交渉は可能なのか』と確認しているのでしょう。

仮に今回アメリカが仲裁を行うとして、今度仲介案を提示、日韓で合意できたとして、それが破られれば、今度こそ『仲裁者アメリカ』の立場に、失格の烙印が押されるでしょう。

 

まして今回の『失言』をした当の本人が、厚顔無恥に、顔に泥を塗られた相手にそれを申し出ているのです。

記事には出ていませんが、サリバン国務副長官は、相当な苦言を言ったのではないでしょうか?