輸送機器メーカーが突然支払額を下げようと試みたとき、正面切った反論が少なかったのはなぜでしょうか?

それは、あからさまに自社の利益優先を考えているにもかかわらず、そこには自由取引の前提があったからです。

取引をするもしないも、両社の自由。

こういう一見否定できない正論があったからこそ、多くの仕入れ先は渋々とはいえ従ったわけですし、しばらくは仕入れ費用削減の成功を勝ち取ることができたわけです。

ただこれは、ときに新聞紙上で、「仕入れ費削減成功」と讃えられることだってあります。

やっていることは「陰」でも、成果として人々の目に触れるときには「陽」というわけです。

ただ、仕入れ企業に後ろめたいことがあり、ずっと表に出さず秘密にしておきたいこともあります。

例えば、家電量販店でまとめ仕入れされたテレビのうち、余ったものを流した闇ルート。

これらは地方のディスカウントショップ などに行き着きますが、仕入れた店は「独自ルートで仕入れたため、安価で提供」と謳っています。