最低の手法は、詐欺による仕入れです。

友人が大掃除をしていたときのことです。

廃品回収業者の声が聞こえました。

「なんでも買い取りますので、お声をかけてください」

その声に惹かれた友人は、呼び止めて中古のノートパソコンを買い取ってくれるように依頼します。

すると、業者はじっとパソコンを見、かつキーボードを確認して、こう言いました。

「こりゃ、結構古くて買えないよ。どうです?このまま廃棄しておきましょうか?」と言われ、友人は廃棄賃5000円を何の疑間もなく支払ったというのですね。

ただ、後になって考えてみれば、どうもおかしい。

買い取りだったはずが、いつの間にか金を払って引き取ってもらっている。

友人が後日、その廃品回収業者を見かけたとき、同じことを客に言っていたそうです。

「こりゃあ、引き取り手もいないよ。捨てるのも手間だからね。なんなら、廃棄しておこうか?」

ここには、仕入れとは金を払うものではなく、金をもらうものだ、という発想の逆転があります。

おそらく、そうやって仕入れたものは、闇ルートに流れていったのでしょう。

仕入れて儲け、売って儲け。

以前、ホームレスに一冊10円を払って駅のゴミ箱から週刊誌を集めている業者の話を聞いたことがありましたが、その業者以上に鮮やかです。

もちろん、この手法を推奨したいとはまったく思いません。

友人には悪いのですが、詐欺師たちを登場させてまで、仕入れ手法が多彩であることを書きたかった。