新しい物語を読む。* | 机の上のちいさな箱

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読書と本たち、珈琲、手帳。
素朴な日々の暮らし。

おはようございます*


夏の陽気が続いていますね。


きょうも 晴れた空が広がっています。
晴れてる日は うれしいです。**



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stay home強化期間に
読もうと思って 購入していた
新しい物語を読みました。

店頭で幾度となく見掛け
気になっていたものの
ずっと表紙だけを眺めていました。

どんな物語なのだろう…
気になって気になって
ようやく購入したのが4月下旬でした。


見事にはまり
読み終えてからも
その世界のことをずっと考えています。


「後宮の烏」白川紺子 集英社オレンジ文庫


書籍 シリーズ別 後宮の烏 - 集英社 オレンジ文庫荘厳にして壮大な中華幻想譚、開幕――!後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をしない特別な妃・烏妃。その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという――。時の皇帝・高峻は、ある依頼のため烏妃の元を訪れる。この巡り合わせが、歴史を覆す禁忌になると知らずに。(著者:白川紺子)リンク集英社 オレンジ文庫

 


集英社オレンジ文庫は
集英社が2015年に創刊した
ライト文芸レーベル。

これまでライトノベルは
ほとんど読んでこなかったですが
作り込まれた世界を楽しむには
ちょうどよい のかも。
気軽にさくっと読めます。

*

◎すきなポイント。

美しい情景が浮かぶところ。
優しくて思いやりの深い人が
多く登場するところ。
設定が細かく しっかり世界観が
できあがっているところ。
歴史や神話が関わっているところ。
ストーリーと秘密の明かされ方が
絶妙に テンポよく進むところ。

*

ファンタジー・異世界、
美しい後宮での出来事、
そんな印象が強いと思わせる
表紙絵、作品名ですが、
わたしは…… "優しさ" が
深く流れている物語だと感じました。


心根の優しい人たちが
不器用ながらも
相手を思い遣り 慮り
心を通わせてゆく姿は、
あたたかな気持ちになるものですね。**



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きょうも読んでくださり
ありがとうございました**


穏やかな一日になりますように。*


如奈。