スッタニパータ 学生ポーサーラの質問1115の解説 | suttanipatacomのブログ

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suttanipata.com管理者がスッタニパータ(ブッダのことば)をわかりやすく現代風に解説

1115 無所有の成立するもとを知って、すなわち『歓喜は束縛である』ということを知って、それをこのとおりであると知って、そこから(出て)それについてしずかに観ずる。安立したそのバラモンには、この〈ありのままに知る智〉が存する。」

 

 

全てを手放し、無所有の成立するもとを知って、すなわち『歓喜は束縛である』ということを知って、目の前に現れた現象をこのとおりであると知って、人間的思考の運動(歓喜⇔誹謗)から出て、現象についてしずかに観ずる。心を安立したその修行者には、このありのままに知る智が存する。

 

 

 

無所有の成立するもと、すなわち、この世の空性を知って、歓喜を握ることは、すなわち、この無常の世に呼び戻される束縛であると知って、今、真のあたりに目の前に展開する現象=真理は、このとおりであると知って、この世界から出て、それを静かに観ずる。この中道を歩む修行者には、あるがままに知る智慧が存在する。