スッタニパータ パスーラ829の解説 | suttanipatacomのブログ

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suttanipata.com管理者がスッタニパータ(ブッダのことば)をわかりやすく現代風に解説

829 あるいはまた集会の中で議論を述べて、それについて称賛されると、心の中に期待したような利益を得て、かれはそのために喜んで、心が高ぶる。
 

 

 

829の解説

あるいはまた集会の中で議論を述べて、それについて称賛されると、心の中において称賛されたいという欲が満たされる利益を得て、かれはそのために喜んで、人間的思考の運動をし心が高ぶる。
 

 

 

 

人が集会あるいは人が集まる場所において議論を述べる行為それは、人の賛同を得たいあるいは、称賛されたいという欲から生じる。その期待によって、彼の心は激しく運動する。すなわち快、不快の運動をするのである。そして称賛されると、彼の心は更に激しく運動し喜び、更には慢心の心が起るこれが彼にとっての難所である。称賛されては、次の称賛を求めてさまよいうろつく。かれの行為はいつしか本来の修行の目的、すなわち人間的思考の波を止めて寂静にすることから離れて激しく運動する。そしてそれは運動をするので逆に振れた時、非難をあびるのである。聖者は、常に人間的思考の運動をしないように気をつけ、何かを期待した行為から離れる。そして自らの心を静かに見つめ遂には寂静の境地に至るのである。

 

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