2024年2月12日、認知症で要介護認定で要介護1となった実母がグループホームに入所して137日目、今日突然【娘と3月末に海外旅行に行こうか】と話が出て慌てて色々と調べ出したら、もうかれこれ4年近く海外旅行サイトを覗いていなかった関係で、旅費の高騰に驚きため息ばかりが出てしまった。

 

明日もう一日調べて良いところがあれば予約しようかな。

 

さて、本日はまだ実母が認知症と確定したが要介護認定で要介護1と決定する前の過去の出来事(時系列)に戻ります。前回までの話はこちら→時系列にして消去法で探すしかない

 

実母の認知症記事でこちらに訪問してくださる方には何の話かよくわからないかと思います。詳細については→Aさんのこと

 

Aさんが携帯電話がないと大パニックを起こし、私はAさんの娘さんに連絡をし、時系列で携帯を探していたがどうしても携帯が見つからなかった。

 

そして、時間だけが過ぎていき、我が家の夕食時間もとっくに過ぎてしまった。

 

そこで私は娘に電話をし、「Aさんを一人にはできない状況だけど、うちのご飯も作らないといけないから、Aさんの家に来てAさんを見ててくれない?その間にご飯を作るから」と言って交代要員として娘を呼んだ。

 

するとAさんの家の駐車場で車の音が聞こえ、Aさんの旦那さんが買い物の袋をぶら下げて帰ってきた。

 

そして私の顔を見るなり驚いていた。

 

そこで私は経緯を旦那さんに話していると娘がAさんの家にやってきたので、「もう旦那さんが帰ってきたから大丈夫」と言って娘を家に帰した。

 

そして、デイサービスやAさんのお父さんのところに娘さんに連絡してもらったこと等経緯を全部話し終わるとAさんの旦那さんが「妻の携帯電話は僕が持っている」と言い、「こんなに大変なことになるなんて思わなかった」と驚いていた。

 

そこで私は「えっ!でも、何度Aさんの携帯に電話をしても電源が入っていないか電波が届かないところにとアナウンスされて・・・」と言うと、Aさんの旦那さんがもう大きなため息しか出ない話をした。

 

その話とは、Aさんの旦那さんから「あっ、それは職場に携帯電話を持って行くとLINEとか入るとお金がかかるから、電源切っている」と聞かされた。

 

そうかだからAさんの携帯に電話をしても、Aさんの旦那さんに電話しても繋がらないのかと理由がわかった。

 

しかし、【お金が貯まって仕方がない】と言う家のすることか?ともう呆れてものが言えなかった。

 

私は気を取り直して、「では、今から携帯電話をAさんに渡してもらえますか?」と言うと、旦那さんは「今朝、クローゼットに携帯電話があったから渡そうとしたら、何やら妻から言われて、朝仕事に行く前にいちいち説明をする時間がなかったから持って行けばいいやと思って持って行ったらこんなことになるなんて」と言い、一生懸命言い訳のような事を言っていた。

 

これを聞いた私は、Aさんの旦那さんは考えが浅いと感じた。

 

その理由は、今のAさんは【携帯電話が命】と言っても過言ではない状態だったからだ。携帯電話で自分の父と繋がることが唯一の希望というか、望みというか、安心材料だった、それを旦那さんは全く理解できていないとは、もうこの人どこまで行っても駄目な人なんだと思ってしまった。

 

とりあえず私はうちのご飯を作りたかったので、もう話を切り上げて帰ろうとしたところに、Aさん宅のインターホンが鳴った。

 

私は慌てて荷物を全て持ち、玄関を出るとそこには以前Bさんが住んでいた家のお隣の奥さんが立っていて、私は挨拶だけして帰宅したのだった。