なんとなーく思っていた。
物語はきっと
公爵令嬢ソフィは婚約者の皇太子レオポルトと結婚する事になっていたが、
たまたま会ったイリュージョニスト(奇術師)アイゼンハイムに心を奪われて
2人は手に手を取って駆け落ちしてハッピーエンド
でも
そんな単純な話ではなかった。
彼らは子供の頃からの知り合いだったけど身分が違うために離れてしまった。
彼が彼女を探しあてた時、
彼女はハプスブルク家の皇太子レオポルド(ってミュージカル「エリゼベート」のルドルフ的立ち位置かな?)の婚約者になっていた。
そんなVIPな人に付きまとうアイゼンハイムは、
観客席から見ればストーカ。
でも
彼女も彼の事を忘れてはいなかった
けど「皇太子は危険な人だから」と彼を自分から遠ざけようとする
そして
ソフィは何者かに殺されてアイゼンハイムはその犯人を捜す
という話で進むけど、
ソフィは亡くなった後も幽霊のように舞台を横切るし、
ゆっくり物語が進む1幕に比べて怒涛のように物語が動く2幕が「うっそ、、、」の連続で、
全ては彼女を取り戻すために皇太子を死に追いやるためにアイゼンハイムがしくんだ罠だった!
まずソフィは死んでいない!
ってか仮死状態の薬というから、ロミジュリな雰囲気になりますが、
っとすると
「子供の頃拾って育ててあげた」っという興行主ジガー(濱田めぐみさん)はこの件をどこまで知っていた?
まさか協力していたの?
の謎はわからないまま
そして
2人は手と手を取り合って宮廷から逃げたんだよね?
そうそう
案内にあった「1幕の最後に大きな音が出ます」の公式からのネタバレにモノ申したい
いやいや
2幕のレオポルドの自害のシーンの銃声の方がびっくりしましたよ!
、、、客席に対して背中を向けて座るから何をしてるのかわからなかったから余計に。
ここで銃で自害ってルドルフを思い出される終わり方でした
そして
とにかく曲がとてつもなく複雑だった
AメロBメロサビじゃなくて、
どちらかといえばミュージカル「レミゼラブル」のようにレチタティーボ風な曲が多くて、そこに歌い上げる系メロディがたまに入るって感じで、
これは再演の人が正確に歌うのは大変だろうな~っと
それを
調音できるくらいに正確に歌う海宝直人さん
美しすぎる愛希れいかさん
、、、幽霊にようにふらふら舞台を横切るだけの演出は、「この美しい人を亡くなった設定にして舞台に出さないのは損失だ」っと思ったからに違いないっと思ってしまうほどでした
そして
いくら皇太子という地位だとしても、このタイプは好きになれないわ~感を、気持ち悪いというか人としの嫌悪感全開で表現してくれた成河さん
もし実現していれば全く違う人物像に仕上がっていたに違いない!
マジックもアイゼンハイムが持っている紙が突然燃えだしたり、
耳の横を触ると髪飾りが出てきたり、
何より
アイゼンハイムが突然紙になりパラパラ空中を舞うイリュージョンは見ごたえがありました
さて
ネタバレは禁止なんですが、
公式の考えるネタバレはいったいなんだったんだろ?
ソフィは死んでない事?
皇太子が自害する事?
今はそれが1番の謎です
4月20日
そして無事大千穐楽を
ミュージカル「イリュージョニスト」全43公演を終え、大千秋楽を迎えました。
— 海宝直人(Naoto Kaiho) (@naotosea) 2025年4月20日
温かな応援本当にありがとうございました。
新作を創り上げる長く険しい道のり、挫けそうな瞬間もこのカンパニーのみんながいたからこそ乗り越えることが出来て、ここまで辿り着きました。心からの感謝を。… pic.twitter.com/y8BpPP0p5x