モニターは、デスクトップパソコンやノートパソコンと接続して映像を映し出すために使用するために使用されます。
サイズやパネルの種類が異なるさまざまなモデルが販売されています。
その中でIPSと呼ばれる液晶パネルを採用したモニターは、人気が高く製品数も多いです。
現在モニターは1万台近くありますが、その中でIPS液晶パネルのモニターは、2000台以上もあり、選択肢が多すぎてどのモニターを使えば良いのか迷ってしまいます。
そこで今回は、IPS液晶パネルを採用した、メーカーの中でおすすめのモニターや用途別におすすめのモニターを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
IPSパネル搭載のモニターとは?
IPSパネル搭載のモニターの選び方
IPS液晶パネルを採用したモニターのおすすめメーカーとモニター5選
IPSパネル搭載のモニターとは?
IPS液晶パネルは、発色がよく色鮮やかな映像を表示できるのが魅力の一つです。
色も正確に表示できるので、動画鑑賞用に使ったり、長時間の作業用に使ったりとさまざまなシーンで活躍します。
簡単にIPS液晶パネルのモニターの特徴をまとめると広視野角で画面映りがキレイなモニターのことです。
そのため、広視野角は斜めから見ても画面がキレイなので、サブモニターとしての使用に適しています。
サブモニターは斜めに傾けて使うと思いますが、どうしても角度がつくので斜めから見てもキレイなIPS液晶パネルのモニターが最適なのです。
また、最近はVODなど、動画視聴用にモニターを追加する人が増えてきているので、画面映りがキレイなモニターが人気になっています。そこで最適なのがIPS液晶パネルのモニターです。
今さら聞けないモニターの使用条件
今さら聞けないモニターの使用方法ですが、基本的にデスクトップパソコンであれば、どれもHDMIやDVIなどの出力端子が付いているため、ほとんどのモニターと接続でき、入力できます。
ノートパソコンであれば、最近はHDMI端子のインターフェースが付いているモデルが多いので出力可能です。
よくある思い込みで、デスクトップパソコン=モニターと解釈している人が多いですが、別にノートパソコンでもモニターと接続可能です。
モニターはゲーム機とも接続可能
また、PS5や任天堂switchなどのゲーム機でもモニターにHDMIの入力端子が付いていれば接続可能です。
そのため、最近はテレビに繋げて楽しむ人に加えて、モニターにゲーム画面を出力して楽しむ人が増えてきています。
2025年に任天堂switchの後続機が発売される予定ですが、おそらくモニターに接続して楽しめるようなゲーム機が発売されると予想されているので、モニターを購入する人がさらに増えてくるでしょう。
画面映りがキレイで快適に作業したい人やゲーム機を近くの画面で楽しみたい人、VODなどの動画鑑賞を楽しみたい人はIPS液晶パネルのモニターの購入がおすすめです。
IPSパネル搭載のモニターの選び方
モニターのサイズを確認
モニターサイズは用途によって最適なサイズが異なりますが、一般的なモニターサイズは21インチから23インチです。
21インチは181台あり、23インチのモニターは558台もあります。
筆者的には、メインモニターにするのであれば大きめの23インチのモニターで、すでにモニターを持っていて、サブモニターとして購入予定があるのであれば21インチのモニターがおすすめです。
何故かというと、21インチのモニターは横に約50cm程度なので、パソコンデスクやオフィスデスクは平均的に100cmが一般的と言われるため、デスクに置けるちょうど良いサイズなのです。
そのため、23インチのモニターは55cm前後なので、23インチのモニターなどを既に使用しているのであれば、サイズオーバーする可能性があります。
そのような理由から、メインモニター(ノートパソコンと接続、ゲーム機の出力なども同様)にするのであれば23インチのモニター、サブモニター(すでに21インチなどのモニターを使っている)にするのであれば21インチのモニターがおすすめです。
27インチのIPS液晶パネルのモニターもおすすめ
ちなみにメインモニターの使用用途でしか考えていないのであれば、23インチ以上のモニターに拘らず、27インチのモニターもおすすめです。
何故かというと、27インチのモニターは4Kに対応している製品が多いからです。
最近はテレビだけではなく、モニターでも4Kに対応する製品が増えてきており、これからもっと普及してくると予想されます。
そのため、4Kの高画質で動画鑑賞やゲームを楽しむのに27インチのモニターはおすすめされるのです。
モニターは一台で十分だと豪語するのであれば、23インチのモニターを購入するよりもメリットが多くおすすめです。
ただし、23インチと27インチのモニターの値段を比べたら2倍以上も価格が違ってくるので、価格と相談する必要があります。
将来性を考えたら27インチのIPS液晶パネルを採用したモニターの購入も十分ありだと思います。
リフレッシュレートを確認
モニターのリフレッシュレートとは、画面を1秒間に表示できるかを示した数値です。
単位は「Hz(ヘルツ)と呼ばれます。リフレッシュレートの数値が高いと、滑らかな映像を表示することが可能です。
つまり、リフレッシュレートは数値が高ければ高いほど良いということです。
しかしながら、リフレッシュレートも値段に比例して高くなるので、妥協点があります。
おすすめは60Hz程度です。リフレッシュレートが60Hzであれば滑らかな映像を表示できると言われているので、ポイントとして抑えておきましょう。
ゲーム用途であれば、100Hz以上(おすすめは144Hz)のモニターがメリットが多いので覚えておくと良いかもしれません。
応答速度を確認
リフレッシュレートに加えてゲーム用途にモニターを使いたいのであれば応答速度も重要になってきます。
応答速度は、画面の色や文字などが切り替わるまでの時間を示した数値です。単位には「ms」が用いられます。
応答速度は数字が低いほど早く切り替わるので間違わないようにしてください。
おすすめは5ms以下のモニターです。ゲーム用途であれば1msから5msあれば良いと言われているため、確認するようにしましょう。
モニターが光沢か非光沢かを確認
モニターの表面処理は、光沢のあるグレアタイプと、非光沢のノングレアタイプの2つです。
現在のIPS液晶パネルのモニターは、ほとんどが非光沢のノングレアタイプのモニターです。
グレアタイプのモニターはその1割以下の製品しかないので、無難には非光沢が良いです。
グレアタイプのモニターはIPS液晶パネル同様、鮮やかさが良いと言われています。
しかし、照明や太陽の光などの反射によって、見にくくなったりと目に優しくないので非光沢のモニターが推奨されています。
たしかに、非光沢のモニターはコントラスト比が低く、画面が白く映ったりと劣る点もありますが、最近のモニターはそれが改善されてきています。
どちらにせよ、グレアタイプのモニターは海外製の製品がほとんどで、製品数も少ないです。
一台だけおすすめモデルがあるのですが、非光沢のモニターの方が現在は仕事やゲーム等の趣味には向いています。
ちなみに、グレアタイプのIPS液晶パネルを採用しているそのおすすめモデルは、ASUSのVA329HEという製品で、値段も2万円台と、安価で購入できるモニターも存在しています。
さらに、ゲーム用に特化している「GamePlus」という機能も搭載されていて、ゲーマーからのリピート率が高く人気が高いです。
IPS液晶パネルを採用したモニターのおすすめメーカーとモニター5選
IPS液晶パネル搭載のモニターは割と最近販売されるようになってきており、一旦を担うメーカーはBenQ、Dell、ASUSなどでした。
しかしながら、後から進出してきたメーカーも多く、人気の度合いは変わってきています。
Dell(デル)
デルは、アメリカに本社がある有名なパソコンメーカーです。
市場シェアが高く、ラインナップも豊富です。モニターも根強い人気があり、無難なモニターメーカーの一つです。
IPS液晶パネルを採用しているモニターは156製品もあります。
ゲーミングモニターを販売しているため、ゲーマーにもおすすめできるメーカーです。
S2722QC
・IPS液晶パネルを採用したスリムベゼルな設計のおしゃれなモニター
・27インチで4Kにも対応している
・HDMI端子に加えてUSB Type-Cの端子も付いているので対応している任天堂switchなどで接続も可能
・リフレッシュレートは最大76Hzまで滑らかになります。
・応答速度は推奨される5msも対応している
・デュアル3Wの音質が良いスピーカーを搭載
BenQ(ベンキュー)
ベンキューは、台湾のパソコン周辺機器などを販売するメーカーです。
品質の高い製品を数多く販売しており、日本でも高い人気を誇っています。
IPSパネルを搭載したモニターのラインナップは77製品と豊富です。
一般向けのエントリーモデルから、ゲーミングモニターなどのハイエンドモデルまで、さまざまなモニターを取り扱っています。
また、ゲーミングモニターだけでなくクリエイター向けのモニターも販売しており、リピーターも多いです。
他にも、独自開発の内蔵スピーカーである「treVoloスピーカー」を採用した高音質なモニターもあります。
サウンドに拘りたいのであれば現在もBenQはおすすめです。
GW2480L
・IPS液晶パネルを採用したスリムベゼルな設計のおしゃれなモニター
・入力端子(d-sub、HDMI、Displayport)が豊富
・23インチでは60Hzの十分なリフレッシュレート
・3年保証付き
・VESAマウントにも対応しておりモニターアームで固定可能
ASUS(エイスース)
エイスースは、台湾のパソコン本体や周辺機器に加え、マザーボードやグラフィックボードなどのパソコンパーツも数多く販売しているメーカーです。
IPS液晶パネルを採用したモニターはパソコン関連で有名なDELLより多く、168製品もあります。
モニターは、ブルーライト軽減機能を搭載した「Eye Care」モニターや、クリエイター向けの「ProArt」シリーズなど、豊富なモデルがあります。
また、「ROG」シリーズや「TUF Gaming」シリーズなどのゲーミングモニターも人気です。
自分の用途に合ったモデルを見つけられるので、無難なメーカーの一つでおすすめです。
VP229HV
・IPS液晶パネルを採用したスリムベゼルな設計のおしゃれなモニター
・安価でコスパに優れている
・21インチで高性能なのでエントリー向けだけでなく、追加での購入もおすすめ
・応答速度が1msと速い
・HDMI端子を2つ搭載しているため便利
・ブルーライト軽減の機能も付いている
JAPANNEXT
国内メーカーでモニターなどを販売している最近人気急上昇中の注目メーカーです。
プロダクトアワードも受賞した実績もあるため、信頼感があります。
IPS液晶パネルを採用したモニターは、241製品でかなり豊富です。
売れ筋ランキングが高いモニターが非常に多く、近年注目が集まっています。
コスパが良くエントリー向けのモニターからゲーミングモニターまでさまざまな製品を安価で販売しています。
JN-238i165FHDR
・IPS液晶パネルを採用したスリムベゼルな設計の23インチゲーミングモニター
・応答速度が1msと速く、ゲーム用途に向いている
・リフレッシュレートも165Hzとゲームで有利にプレイ可能
・売れ筋ランキング2位で圧倒的な人気のゲーミングモニター
・人気すぎて楽天市場では在庫がなくAmazonにしか売っていない
フィリップス
オランダの電子機器を販売している多国籍メーカーで、モニターの販売も行っています。
IPS液晶パネルを採用しているモニターは88製品あります。
少ない割に、売れ筋ランキング上位に入り込んでいるモニターが多く、用途に合ったモニターを見つけることができます。
また、スリムベゼル設計のフレームが薄いモニターが多く特徴的です。
ゲーミングモニターは少ないですが、エントリー向けのモニターが多く販売されています。
無難なので初心者にもおすすめです。
288E2A/11
・28インチで4Kに対応したIPS液晶パネルを採用したハイエンドモニター
・便利な独自の表示機能が豊富
・表示色は10億7000万色と圧倒的
・目が疲れにくいフリッカーフリーの機能付き
・売れ筋ランキングが高く人気
まとめ
今回はIPS液晶パネルを採用したモニターについて徹底解説し、選び方やおすすめモデルを紹介しました。参考になったでしょうか?
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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