こんにちは
今日は4年の渡辺がお送りします
まずは今日のメニューです
今日はIMでじっくりのメニューでした
東部に向けて最後の追い込みになってくるので、みんな頑張ってて素敵です
僕はと言いますと、昨日目覚ましをかけ忘れたのでぐっすりでした、
メニューミーティングが月21:00-22:00であるんですけど、この時間にしっかり話し合いをするとめちゃ疲れちゃうんですよね、
それでも頑張ってる後輩たちがいる限り弱音は吐いてられないです
また明日から切り替えて頑張ります
さてさて今日のテーマは「好きなアーティスト」だそうです
サブスクのラインミュージックの保存曲数は約1,400曲の、音楽大好きな僕にこのテーマを与えちゃって大丈夫なのでしょうか??
書きすぎると水泳と関係なくなって怒られちゃうのでほどほどにしておきますね
とか言いながらこの下約3,000字ほど綴ってあるので、長文が苦手な方はブラウザバックでお願いしますね
先に結論だけ言っておくと、僕の好きなアーティストは
・FIVE NEW OLD
・Official髭男dism
です!
ではまず皆さんこの動画をご存知でしょうか??
これは僕が中学生の時くらいに上がっていた動画で、当時の僕はこれにすごく感動した記憶があるんです。
何か好きになれるものがあって、それにはその人にしかないストーリーがあって、、、
当たり前のことだけどとても素敵じゃないですか??
そんなこんなで、間違いなく僕の人生を支えてくれたバンド、
FIVE NEW OLD
について今日は紹介しつつお話します!
FIVE NEW OLD(以下FiNO)との出会いは高校2年生の時でした。
当時なんの偶然か、偶々YouTubeのおすすめに上がってきた動画がこれでした。
これを初めて見た時、音の洗練具合とリズムに惹かれて夢中で最後まで見てしまったのを覚えています。
そこからMVを漁るように見まくり、どんどんFiNOにのめり込んでいきました。
現代的なアート表現を用いつつ恋人との離別を描く“Ghost In My Place”、Vo,GのHIROSHIが2人の伝達役を務めて関係を結び直し、サビではメンバー全員が映るスムーズなカメラアングルに見入ってしまう“Stay (Want You Mine )”、この辺りは何度も何度も見て聴いてましたね。
大学受験時代もFiNOと共に歩んだと言っても過言じゃありません。
そして話は大学時代に移ります。
1年の秋には、ワクチンを打っていない状態でコロナにかかり、1ヶ月ほどの療養生活を送りました。全国公が終わってすぐのことでしたね。
当時は療養期間を終えた後も後遺症があり、味覚嗅覚は2週間ほど失った生活でした。何を食べても輪ゴムを食べているような感じで、食事をすることすら嫌いになりそうなくらいでした。後遺症がある限り自宅で部屋からも出られず、かと言って何かをしたくても思考力等奪われているため何もできない。そもそもそんな気力すら沸かない。そんな生活の中でコロナは僕の精神まで蝕んでいきました。
9月の下旬でしょうか。何とかコロナから復活して元の生活に戻り始めた時、コロナではない別の問題が発生します。そう、右膝の半月板損傷です。
過去1番のロッキングによる痛みが生じ、歩くだけでも痛く、庇うようにしか歩けないような状態になりました。それから日々気をつけつつ歩いてなんとか生活は出来るようにはなったものの、水泳をするのが非常に怖くなりました。
壁を蹴って膝を真っ直ぐに伸ばす時、平泳ぎで膝を捻る時、あらゆるシーンでまた痛むのではないかという恐怖から泳げなくなり、そのまま水泳を辞めようとまで考えていました。
コロナでそもそも1ヶ月以上泳げなかったところから、半月板のコンボアタックでなかなか気持ち的にきつかったです。
そうしてやりきれない思いを抱えて眠れない日が続いたある日の夜中25時。インスタのストーリーで流れてきたのがFiNOのライブ情報でした。
それは10周年記念ライブがコロナでできなくなったものに代わるライブで、当日券もあるのでぜひ!というような情報だったかと思います。
その情報が流れてくるまで全く知らなかったそのライブの日程は、夜までSNS徘徊していた正にその翌日の夕方18時から。その日は授業も午前中だけだったため、授業後に行っても全然間に合います。
そこで僕は、何かにすがるかのように、初めから決まってたかのようにしてそのライブに行くことを決めました。
朝起きて授業が終わって、初ライブにドキドキしながら電車に揺られ、スーツに身を包んだ大人を横目に、お気に入りのジーパンにコンバースを合わせたノームコア風若年男性一名会場in。
コロナ禍のため観客席は一つずつ空きがあり、かなりゆとりのあるスペースが確保された状態でのライブでした。
僕が一番印象に残っているのは、”Don't Be Someone Else”という曲です。
踊っても静かに揺られても、皆さんがそれぞれの楽しみ方で聴いてください。というMCから始まったイントロ。
そしてサビに当たる以下のフレーズ。
Now don't care about it anymore
You can stand up on your feet
I know that no one can be like you
Cause you are the only one
このYou can stand up on your "feet"という箇所が僕にぶっ刺さりました。
眩しすぎるほどのバックライトに照らされたHIROSHIが、その歌声に乗せて紡ぐメロディー。それは僕の中にあった何かを晴らすには十分すぎるほどでした。
ライブが終わって翌金曜日、僕は朝からプールにいました。
キックの練習は全部プルでやったり、グライドでやったり、そうやって出来ることを探してリハビリみたいな練習をしつつ、少しづつ競技に復帰していくことになります…。
以上の様に、僕が水泳を続けるか辞めるかという大転換点にいたのがFiNOでした。
子はかすがいなんて言いますが、僕と水泳のかすがいの役割を果たしてくれたのがFiNOでしたね。
今思えば、You can stand up on your "feet"ってフレーズは、
ハガレンでエドがロゼに言ったセリフ、
「立って歩け。前に進め。あんたには立派な足がついているじゃないか。」
これにすごく似た響きがあったのかなって思います。
この件があってから、FiNOのライブは予定が被ってない限り参戦してますし、毎回パワーをもらっています。
ライブでファンと仲良くなって一緒にライブに行くこともあったり、様々なものをFiNOは与えてくれました。
大変紹介が遅れましたがFiNOは4人組のバンドで、R&Bやブラックミュージックを現代に昇華させた楽曲を特徴としています。
ルーツがその辺りにあることから、ライブでは独特のグルーヴ感があり、心地よいコーラスとメロディーで自然と体が揺れてしまう良さがあります。
ライブではそれぞれが全身で音楽を愉しんでいる感じがあって、それがすごく好きですね。
最近ではアニメの主題歌を提供したり、英詞だけでなく日本語の歌詞にも挑戦したり、その活動領域を着実に広げつつあります。
いつか久保田利伸みたいに名曲を世に残してくれないかなって期待しているバンドです
音楽のジャンルでいえば、FiNOの影響もあってブラックミュージックみのある楽曲をよく聴くようになりましたね。
現代でいえばヒゲダンもそのあたりにルーツがあるバンドで有名です。
”ペンディング・マシーン”、”55”、”未完成なままで”辺りはその血が濃く現れていてめちゃんこファンキーなので、聞いてて自然にノっちゃいます
ここからは個人的な思いですが、ブラックミュージックってそもそもの背景を辿ると怒りとか憎悪に行きつくんだと思います。奴隷制によって分断された人々が、その先でも故郷を忘れずに、身体に刻まれたリズムとメロディーを鳴らし続ける。それが現代音楽のルーツとなる。言ってしまえば歴史でさえ人々から奪えなかったのがこの音楽なんです。
だけどそんなネガティブな背景も気持ちも前向きになって飛ばしてしまおう!
そんな強さを内に秘めているのかなあって思います。
(一部MUSICA2021.9月号、55頁の内容を含んでます)
それをラブソングにあてはめるのか、人間の営為そのものに当てはめるのかは表現者の自由で、どう受け取るかは聴き手の自由です。ドラマは人の数だけあります。だけどそれを乗せるリズム自体は昔の人から引き継がれてきていて、ある意味縛られていて自由ではない。音楽って不思議ですよね
水泳をやっていれば、生きていれば、嫌なことだっていくらでも出てきて、それと向き合わないで目を逸らすことだってできる。だけどそんなネガティブな気持ちも笑って吹っ飛ばせるような強さをもって生きていきたいですね!
それと同時に、こうやって簡単に音楽にアクセスできる時代に生まれたことに感謝しなきゃですね
好きなアーティストから派生して色んな話をしてしまいました
こんな感じで今日は終わろうと思います!
長文ファンの皆さん、ここまで読んでいただきありがとうございました!
ではまた✋