今年も豊作でありますように。



季節の移ろいは早いもの。


ついこの間、緑豊かに天に向かう苗の、植えられるのを見たかと思えば、もう実りの季節です。



昔の人の実りへの思いは、今よりも遥かに強かったことでしょう。



今回のお菓子はそんな実りへの思いをそのまま形にしたかのようなお菓子、『豊年』。




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上用の中に、漉し餡。


もっちりとしたお味です。



はちきれんばかりの米俵。


上には味甚粉で表されたお米があふれ出ています。




夕されば   門田の稲葉   おとづれて


               芦のまろやに   秋風ぞ吹く


                            大納言経信



金色に色づいた実りの場で秋風を感じて。




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中国から奈良時代には伝わったと言われる菊。



菊は秋を象徴する花。



鎌倉時代の初め、後鳥羽上皇が菊の花の意匠を好み、菊紋を天皇家家紋としたことで秋の花としての象徴が決定的となりました。



そして重陽の節句には欠かせない花。



今回のお菓子はそんな菊のお菓子、『光琳菊』。





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外は上用、中は漉し餡。


ふっくらとした味わいです。



この『光琳菊』というのは、尾形光琳が描いた、丸に点だけという菊の文様を表現しています。


様々な菊の花を思い描きながら。


菊を眺めながら一息。




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奈良にある斑鳩町。


この町は法隆寺をはじめとする多くの史跡があります。



さて、気づけば青かったも、いよいよ秋らしく色づいてきました。



今回のお菓子はすっかり秋色に染まった、『斑鳩の里』。




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ウイロ地に白餡。


切れのいい伸び具合、程よい甘み。



薄紅に色づいた


 

   柿くへば  鐘が鳴るなり  法隆寺

 

                       正岡子規



この句には「法隆寺の茶店に憩ひて」と前書きがあります。


(実際は、この歌は東大寺で詠まれたものです。)



秋の、のどかな風景を思い浮かべながら。





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