久々の大雄山最乗寺(2024年2月17日)
昨日は久しぶりに神奈川県南足柄市の大雄山最乗寺を訪れた。それは先日神奈川県南足柄市で散歩中に四国犬が逃走したというニュースを観て、久しく訪れてない南足柄市の大雄山のことを思い出したからだ。
最寄り駅大雄山駅に12時5分に到着したが、道了尊行きのバスが13時15分まで無かったので1時間以上の待ち時間が発生した。
そのため意味もなく大雄山駅の周りを歩き回って時間潰し・・・駅前のパントリーという百貨店に立ち寄ったりしたものの大雄山駅の周りは暇つぶし出来るところが無い!!
余談だが新幹線で小田原駅の近くを通る際に車窓から見えるパントリーは大雄山駅前の商業施設だったことを今更知った。これまで大雄山詣での際に立ち寄ったことが無かったもんでね。
そんなわけで1時間ほど時間潰ししてからバスで大雄山最乗寺へ向かった。昼飲みすれば1時間ぐらいあっという間だけどお参り前は基本的に飲食しない主義なのである。
大雄山駅よりバスで約15分道了尊バス停下車。
今回は山門を通ってから本堂に向かった。ちなみにいつもだと山門ではなく杉木立の道から入る。久しぶりに山門をくぐると上空でサワサワ風が吹いた。天狗さんが歓迎してくれたのかな。
それから金剛水、多宝塔を経て清瀧不動尊をお参り。
清瀧不動尊をお参りする人は少ないが、僕はいつも必ずお参りする。不動明王真言と愛染明王真言を唱えてお参り。
不動明王真言(慈救呪)
のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うん たらた かんまん
愛染明王真言
おん まからぎゃ ばぞろうしゅにしゃ ばざら さとば じゃく うん ばん こく
大雄山最乗寺は天狗で有名な寺なので巨大な天狗の高下駄が奉納されている。御真殿では御本尊十一面観世音菩薩の真言と天狗真言を唱えてお参り。
十一面観世音菩薩真言
おん まかきゃろにきゃ そわか
天狗真言
おん あろまや てんぐ すまんき そわか
おん ひらひらけん ひらけんのう そわか
(注:平井堅ではない)
御真殿お参り後は大雄山の奥の院へ向かう。
奥の院へ向かう長い石段には心折られそうになるかもしれない。しかし登った後が清々しいのだ。
奥の院へ到着。奥の院でも十一面観世音菩薩真言と天狗真言を唱えてお参り。
ここまで登るとなぜか不思議なことに疲れが吹き飛んで帰りには走り出したくなるほど元気になる。
僕はパワースポットという言葉が嫌いなのだが、それでも僕にとって鹿島神宮と大雄山は疲れが一辺に吹き飛ぶ場所なのである。
これは境内の樹木の多さや清らかな水のおかげだろうか。ちなみに大雄山最乗寺の寺域には約17万本もの杉があるといわれている。これは信徒による寄進で植樹されたもので江戸時代に50万本、明治期にも50万本の寄進があったと推計されている。
そしてその豊かな森には水源函水の役割もあり、豊かな水をもたらしてくれるのである。
奥の院お参り後は早足で石段を下り、往路の参道とは別の杉木立の道を通った。
大雄山開山の座禅石
金太郎こと坂田金時(さかたのきんとき)は足柄山に生まれ、生まれた時から怪力の持ち主で石臼をハイハイしながら引きずるほどだったそうな。
山で育った金太郎の友達は山の動物たちで、すくすく成長して山で一番強い熊と相撲をとってついには勝てるほどになったそうな。
この金太郎が大人に成長し京都に上って坂田金時と名を改め、源頼光(みなもとのよりみつ)に仕えて頼光四天王の一人となったそうな。
(※あくまでも伝説です。)
大雄山詣での後は小田原へ移動して昼飲みした。
かつて大雄山駅に隣接するビルの一階には飲食店がいくつかあり、その中に海鮮問屋ふじ丸というお気に入りの海鮮居酒屋があった。
大雄山詣での後にふじ丸で刺身に天ぷら、茶碗蒸しに松茸の土瓶蒸しなどが付いた豪勢なランチを食べながらビールを飲むのがいつも楽しみだったのだが、この居酒屋が2016年10月に閉店してしまってからは小田原に移動して昼飲みするようになった。
ちなみに大雄山駅に隣接するビルの一階は今は隅っこにブティックがあるだけの寂しい状態だ。なお、ビルの一階の外側には蕎麦屋、洋食屋、焼肉屋、ラーメン屋、居酒屋がある。また駅の周りにもいろいろ飲食店はある。だが昼飲み出来る居酒屋はあまり無さそうだったのでやはり小田原へ行くのである。ちなみに大雄山駅周辺で一軒、釜飯の店が昼飲みやってるようだったが昨日は貸し切りの貼り紙があったので次回もし空いてたら行ってみようか。
今回何年ぶりか久しぶりに大雄山最乗寺にお参りしたら、やっぱり元気になった(※いつも元気だろうが!)
ゆえにまた大雄山を忘れないよう時々お参りするようにしよう。