2023年お盆の旅(治田神社) | この美しき瑞穂の国

2023年お盆の旅(治田神社)

2023年8月13日長野県千曲市の治田(はるた)神社にお参りした。

治田神社はJR稲荷山駅より徒歩で片道3.6km、約45分ほどかかる。

さらっと軽く書いてるが、この日は猛暑日で日陰が少ない道を片道45分も歩くのは結構辛かった。

駅を出発してから1kmぐらい歩いた所でコンビニを見つけると、冷たいスポーツドリンクを買った。そしてこまめに飲みつつ、首筋を冷やしたりしながら歩き、少しでも日陰を見つけると日陰を歩いて、空になったペットボトルを握りつつ45分で治田神社到着。

 
治田神社の社前には大きな溜池があり、溜池の周りには釣り人たちがいた。一体何が釣れるんだろう。


治田神社由緒書き



治田神社の御祭神は治田大神こと彦座命(ひこいますのみこと)。崇神天皇の御世に四道将軍の一人として丹波道を平定された丹波道主命(たにはみちぬしのみこと)の御子であられる。

この彦座命の五代後の御孫にあたる日子王(ひこのきみ)が当国に下向して未だ従わざる部民を鎮撫し、開墾や養蚕などを教えて開拓したという。


治田神社は古に秦(はた)神社と称したそうだ。


当地は古に信濃国更級(さらしな)郡桑原郷と呼ばれ、古代氏族・秦氏が住み着いた地であるという。


聖徳太子の側近秦河勝(はたのかわかつ)が物部守屋(もののべのもりや)討伐の功によって太子より信濃国更級郡桑原郷を賜り、その子の秦国勝(はたのくにかつ)が当地を所領として開拓したという。


そして秦氏は信濃国の中で庶流を広げたが、平安時代末期に嫡流の秦能俊(はたのよしとし)が保元の乱に破れて四国土佐へ落ち延び、長宗我部(ちょうそかべ)の苗字を名乗ったのが長宗我部家の起こりである。


2023年7月の土佐の旅の主要なテーマであった【秦氏】のルーツがここ信濃国更級郡桑原郷なのである。そのようなわけで今回秦氏ゆかりの治田神社にお参りしたのである。


治田神社で火水埴の清祓いを奏上すると、途端にそよ風が吹いてきて涼しくなった。そしてそよ風は奏上中ずっとそよそよ吹き続けてくれたので、おかげで汗が引いた。なんともありがたい。



治田神社にはこんな看板が立っていた。


四緑木星の方は36年に一度の金運大飛躍の年だそうです。僕は関係ないな・・・。


2023年7月の土佐の旅に絡み、長宗我部家のルーツである当地を訪れたが、更級郡は父方の御先祖様が伊勢から移住した地でもある。故に御先祖様は秦氏と繋がりがあったのではないかと推測して、それも含めて治田神社にお参りしたのである。


念願のお参りをして治田神社を後にすると、また45分歩いてJR稲荷山駅へ戻った。


復路は往路よりも更に暑く、空のペットボトルに水を汲んでから出発し、時折水を腕にかけたり首につけたりして気化熱で涼みながら歩いた。そして復路は往路と違う道も歩き、極力日陰を選んで歩いた。



それでも暑くて熱中症になりそうだったのでコンビニに立ち寄ってガリガリ君ソーダ味を買って食べながら歩いた。こういう時は氷菓が死ぬほどうまい!!



こうして無事復路も歩き切り、JR稲荷山駅からJR長野駅へ向かった。


(つづく)