斎藤英喜の 「ぶらぶら日記」 -909ページ目
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「大文字焼き」ではない

午前中、下鴨神社の「古本まつり」に行きました。糺の森の参道ぞいにテントがたくさん建てられ、ほんとにお祭りみたい。岩波の日本思想大系『聖徳太子集』『民衆宗教の思想』、筑摩の明治文学全集『上田敏集』を買いました。三冊で五千円。安い。

今夜は「大文字・五山の送り火」。京都に来て六年目にして、はじめて見ることができました。

五山のうち、四つを見ることができるという船岡山に上り、次々と点燈されていく送り火たちを眺めました。さすがに船岡山はすごい混雑状態。人の頭、肩越しに見るといった状態。遠くの山々に灯されていく火もきれいでしたが、自宅の近所で、間近に見る「左大文字」は、やはり美しかった。

大文字・五山の送り火を、「大文字焼き」って言ってましたが(たぶん関東方面ではそう言っていた)、京都で「大文字焼き」なんていうと怒られるんですね。どら焼きとかたこ焼きみたいな言い方するな!って。たしかにそうだ。


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