斎藤英喜の 「ぶらぶら日記」 -8ページ目

今年の夏は、泳ぎに行けるのか

月曜日。

病室の窓からも見える初夏の雲。ほんと美しいですね。

窓を開けるとさわやかな風も。

 

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今年の夏は、泳ぎに行けるのか…と、そんなことが心配になる、今日この頃(笑)

 

人文書院の校正(三校)の仕事は、一通り終了。

あとは目次とか文献一覧に間違いがないかのチェックをしましょう。

 

  

 

 

 

週末の土曜日は、zoomで「南島諭輪読会」に参加しました。

関西大学、立命館大学、佛教大学などの若い世代の思想史、哲学、

政治学の研究者が、吉本隆明の『南島諭』を輪読していく会です。

 

僕らには見えない、「はっとする」ような意見も聞けて、とても刺激的でした。

 

聞くだけの参加ですが、思わずチャットであれこれ質問、コメントを書き込んでしまい、

ちょっと議論の流れを乱したかも。やはり直接、対話で参加しないとダメですね。

 

 

 

 

旅するカピさん

週末は、病院もお休み。外来患者さんもいないので、なんかガラーンとした感じです。

ということで、僕の放射線治療も週末・日曜日はお休みです。

 

治療の効果は見る見る、現れてきて、それはけっこうですが、「副作用」のほうも抗がん剤とダブルでやってくる…。

 

三、四日まえは、一日中、眠くて、ごろごろしていました。なんか体がだるい。

たしかに副作用に「倦怠感」、というのがあるので、それでした。

 

しかしそれ以上につらいのは、口の中の火傷、直接的には上唇の内側が悲惨なことになっている…。塗り薬や飲み薬で対処していますが、口の中なので、ご飯がちゃんと食べられない。なんか味もしないような…。

 

う~~ん、これは「食道楽」の僕にとっては、一番つらい(笑)。

でもご飯は食べないと栄養つかない。そうすると火傷の傷も治らない…。

これぞ「闘病生活」というやつですね。

 

でもそんななかでの「救い」は、人文書院の本の校正の仕事があること。

 

自分の書いた文章を読み直すと、そのイキイキした文体に励まされるのでした。

そういえば、山下久夫さんには、論文の文体も「アジびら」と言われてましたね(笑)。

 

いやこういうときは、激烈なアジテーションが元気の素。

『神道・天皇・大嘗祭』の近代編は、ほんと自分で読んでいても心躍ります。

まったくの自画自賛。

 

そして続いて、来週には、某文庫のゲラも到着する予定です。

 

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写真は、そんな病室から夕空を眺めているカピバラさん。いつのまにか紛れてました。

 

このカピさんは、かって、ニューヨーク、ロンドン、イスラエル、サンタバーバラ、韓国などの国際学会のときにも付いてきていた。「旅するカピさん」。

今回はせまい病室まで同行してくれて感謝。

 

 

 

 

 

 

 

『全ロック史』の装丁と同じ方

人文書院の『神道・天皇・大嘗祭』の装丁家の間村さん。

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西崎憲さんの『全ロック史』(人文書院)の装丁と同じ方でした。

こちらは、妻の推し本。なんかイメージが近い。

 

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さらに「壮大な歴史を描く」というコンセプトでは共通するかも(笑)

ちなみに西崎さんは英文学系小説の翻訳家。うちにも何冊かありました。奇遇。