薪ストーブのある古書店 | 斎藤英喜の 「ぶらぶら日記」

薪ストーブのある古書店

月曜日。

終日、家にこもって、採点作業。

この時期の教員は、ほんと忙しい…。

 

さらに採点のあいまに、締め切り間際の某誌の軽めの原稿執筆。

これはまぁ、気分転換になっていいですが…。

 

今朝の新聞に、生田耕作氏のお孫さんが経営している古本屋さんのことが紹介されていました。「しばのき文庫」。

 

店内には薪ストーブがあって、暖かそう。場所は岩倉方面。

春になったら、自転車で行ってみようと、妻との会話。

 

新聞記事によれば、今年は、生田耕作の生誕100年のメモリアルイヤーとか。

 

 

 

 

 

生田耕作って、最近はほとんど読まれていない、というか、超一部のファンしかいないのでは。でも『ユリイカ』とかで記念の特集号やってほしいですね。

 

僕にとって生田耕作は、なんといってもエリファス=レヴィの『高等魔術』の本の翻訳ですが、彼が「発掘」してくれた、

日本のマイナーの作家の「奢霸都館本」とかもいいですね。

 

僕のお気に入りは(何度も書いていますが)、山田一夫の『耽美抄』。

それと最近読んだ山崎俊夫『美童』とか。

 

さらに絵画と魔術のサブタイトルのついた『クノップフの世紀』とか。

ピエール・ルイスもいい…ってあげていくとキリがなくなる。

 

妻のほうは、子供のときに散歩中の生田さんとニアミスしていると勝手に思っているようです(笑)

 

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写真は、二三日まえの散歩の風景。この時期は南天の赤い実が美しいですね。