山梨県北杜市武川町でわずかに作付けされている幻の武川米『農林48号』をいただいた。
⬇︎2024年産新米「農林48号」
農林48号は戦後間もない頃、愛知県の農業試験場で開発された品種で、山梨県でも一度は奨励品種とされたお米らしいのですが、出穂期が遅くイモチ病に弱かったことなどの理由から、急速に廃れていった品種だったようです。
一時期は武川村内で縁故米として消費する程度の生産量で、一般にはほとんど出回らなかったようなのですが・・・
数年前、状況が一変します!
東京の高級寿司店が食味の良さと香ばしさに注目したんですね。
すると、テレビでその寿司店が取材を受け、『武川米』が知られるようになり、市場の評価までうなぎのぼりになりました。
ところが、もとより生産量が限られていた上、武川町内の水田は甲斐駒ヶ岳(南アルプス)と釜無川(富士川)に挟まれた比較的狭い範囲でしか生産出来ない。
それなので、現在『幻の武川米』と呼ばれるようになったんですね。
⬇︎どれどれ 見た目をチェック
なるほど、コシヒカリに比べるとやや小粒ですね
⬇︎では炊き立てを
実食🍚
うん、うんま〜い^o^
比較的小粒ながら、適度な粘り気と弾力、さっぱりとした食味。
とっても美味しいのだけれど、炊きたてご飯の甘みや香りでは他の一級米(例えば南魚沼のコシヒカリや東北のブランド米)を凌ぐほどではないように思う。
東京の高級寿司店が惚れ込んだのは酢飯としての美味さ、鮨種との相性の良さなのだから・・・
僕なりにさらに美味しく武川米をいただく方法を考えてみた。
冷めても美味しいと評判の武川米は
きっとおにぎりでも美味いはず
⬇︎冷めたご飯(塩むすび)にじゃこのっけ
おー、思った通り
『冷めても美味しい武川米』を実感❗️
武川米はおにぎりや酢飯に良く合う米だと思います。
おにぎりなどのお弁当や酢飯に使うには最適なのではないでしょうか。
結論
武川米農林48号は武川筋の限られた地域だけで作られる希少性の高い冷めても美味しい一等米だった
おしまい