妙心寺退蔵院卍 | 道祖神の招きにあひて

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八ヶ岳山麓の山小舎(ヒュッテ)をベースにした、百名山登山、スキー、自転車・鉄道・巡礼の旅、秘湯、自然観察、DIYなどの趣味のブログです。

妙心寺七堂伽藍の参拝を終え、塔頭寺院の代表格『退蔵院』へ向かいます


臨済宗大本山妙心寺の山内は、石畳で結ばれた一つの寺町を形作っており、46もの塔頭があります。その寺院の中でも退蔵院は今から600年以上前、応永11年(1404年)に建立された山内屈指の古刹です。


☟退蔵院山門


新緑鮮やか


☟袴腰の大玄関


かの剣豪・宮本武蔵もここに居して修行に励んだと伝わる

☟方丈(本堂)

禅と剣の道には精神的共通点があったのね⁈


白砂と石組で表現された禅庭の観念的世界観・・・

狩野元信作庭の枯山水庭園

☟元信の庭



☟国宝『瓢鮎図(ひょうねんず)』(模本) 日本最古の水墨画(如拙筆)

ただでさえ捕まえにくいナマズをこともあろうに、小さな瓢箪で捕まえようとしている図上です。

凡そ不可解な問いかけを絵画ににしたものなのね⁈


悟りの不可思議を描いた図上(上半分)には、京都五山の高僧達31人の解答(賛)が記されています。

時の将軍足利義持が如拙や禅僧達に出した知恵比べなんですね(^ ^)


池泉回遊式庭園『余香苑』の紅枝垂桜🌸はもうピークを過ぎていました


☟陰の庭


☟陽の庭






1年を通して華やぐの庭園の中心には、瓢鮎図にちなみ「ひょうたん池」が配され、池のせせらぎや水琴窟、鹿威しの音色が響いていました。





日本最大の禅寺妙心寺には、現在46もの塔頭寺院が点在しています。多くの重要文化財や史跡・名勝指定の庭園・寺宝が保存されています。

塔頭寺院のほとんどは非公開で、修行と戒律を重んじるお寺としても知られています。僧侶の修行の場である禅寺の特色を今も残す歴史ある寺院群です。


その一方で、妙心寺の境内は地域住民の生活道路として開放されています


釈迦如来 大本山妙心寺


余香苑 妙心寺退蔵院



日本最大の禅寺妙心寺は一般にも開かれたお寺さんです。

改めて坐禅と写経の会に訪れてみたいと思いました。

腰と脚が治ったらね(^ ^)


南無大師遍照金剛♪


合掌🙏