洗濯機の排水バルブ補修、取り敢えず・・・ | Impreza GC8G STi Ver6 (213,730 km 〜) ♻︎ ⎈

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        スバル・インプレッサ WRX STi Ver.6 維持管理・改良・運転記録
        Records of Maintenance, Modifications and Driving
        About my SUBARU Impreza WRX STi Ver.6, 1999 (GC8G4ED)

今年の春だったか、去年の今頃だったか・・・・・

「洗濯機で石鹸水に衣類を漬け置きしていると石鹸水が少なくなってしまう。

洗濯槽が水漏れしているのか?」なんて言っていた。

「そのうち、見てみる。」と言いつつ・・・・・

 

「すすぎしていると、水が出っ放しになって止まらない。とうとう壊れたか?

洗濯ができないよ。」というので、ようやく取り掛かった。

 

NA-VX7000R で注水が止まらなくなるのは、排水バルブが閉じなくなって

洗濯槽に水が溜まらないためで、排水バルブ開閉装置内部の何かが引っかかって

開いたまま戻らなくなるようだ。水漏れは別の原因だな。

 

取り敢えず、洗濯機下部を調べてみる。

 

洗濯機下部の外板を取って、脱水をさせてみると

中央の白プラスチックの左側に排水バルブが付いてるようで、

右端の黒い四角箱の下部から中央の白プラに伸びる棒が引っ張られて排水された。

右端の黒い四角箱がバルブ開閉装置だな。

取り敢えず全て取り外すしかないか。

 

 

洗濯機土台から手前のシャワーポンプ(ネジ 2本)を外し、

背後の突起両側のネジ 2本を外すと排水バルブ筐体が一体で外れたが、

シャワーポンプや洗濯槽などにつながっているゴムホースも外して手元に持ってきた。

 

オーバーフローの上部ゴムパイプを外してパイプ内を覗くとゴムのバルブが見える。

交差するパイプの開口部の角は鋭い刃のようになっており、この刃をドライバーの先で

擦りゴムのバルブに触れないように鈍らせた。

 

ゴムのバルブ円周部の擦り減った部分に弾性接着剤を盛り、排水バルブ筐体が

ポリエチレンかホリプロピレンのようなので、ゴムのバルブを筐体の中に押し込んで

弾性接着剤を硬化させると、上手くゴムのバルブが納る筐体の形状に固まった。

 

ゴムのバルブの補修部分をパイプ交差部に合わせてみるとピッタリしているようだ。

 

排水バルブ筐体とゴムのバルブの接触面も密着しているようだ。押し付けるだけのバルブなので

剥がれる恐れはないだろうと思う。

 

排水バルブ筐体の左端の爪を洗濯機の土台に差し込み、

 

右側突起に穴を合わせてネジ 2本を締め込み、排水バルブ筐体の固定は完了。

 

洗濯槽の排水ゴムホースを繋ぎ、

 

シャワーポンプを取り付けて一段落。

 

引き続き、右側の開閉装置を取り外して点検だ。

 

裏返して下側についているバルブ駆動腕を取り外してみると、

バルブ駆動腕につくカムによって内部のレバーを動かすようだ。

 

裏蓋を外すと、組み合わされたギアがいっぱい。写真は清掃後。

中心にモーター駆動軸があり、バルブ駆動腕につくカムに押されたレバーは

モーター軸のピニオンギアを押し下げて図の上に位置するバルブ駆動腕を左に回して

90°回ったところでカムが外れて駆動ピニオンが外れる。しかし、左側にあるギア組みによって

モーターが回転している間、ひっかけ爪が下側の爪付きギアの回転戻りを止めて、

バルブ駆動腕を固定し、排水バルブを開いたままにする。

 

駆動モーターを固定する黒プラ筐体のプラスチックピンが欠けて、その欠片がグリスに塗れて

裏蓋内側に食っ付いていたが、それが駆動腕の固着原因かはわからない。

黒く汚れたグリスが付く部分があり、グリスの硬化も動きを悪くするだろうから

取り敢えず、汚れたグリスを拭き取り、グリスの代わりにシリコンオイルを吹きかけた。

 

脱水を行うと、静かにバルブが引っ張られて排水し、

 

スイッチを切るとキュッと鳴って排水バルブが閉じるようになった。

水漏れも無くなったようだ。

取り敢えず、様子見だ・・・・・

 

 

12/06 現在、10日程、問題なく洗濯稼働中。

面目を保った。