MPV 点火系点検整備 | Impreza GC8G STi Ver6 (213,730 km 〜) ♻︎ ⎈

Impreza GC8G STi Ver6 (213,730 km 〜) ♻︎ ⎈

        スバル・インプレッサ WRX STi Ver.6 維持管理・改良・運転記録
        Records of Maintenance, Modifications and Driving
        About my SUBARU Impreza WRX STi Ver.6, 1999 (GC8G4ED)

MPVは去年辺りから定速走行していると、一定回転中に「ガク」、「ガクガク」と

吃逆するような回転ムラが生じる。加減速が多い市街地ではほとんど症状は出ないが、

高速道路(ほとんど 70-80 km/h)を直走ると頻繁に生じる。

 

 

こんな症状は点火系だろうと点検した。

MPV は点火プラグを点検するために点火コイルを取り外さなければならない。

 

 

点火コイルを外してひび割れを探してみるが、手前側は異常無し。

取り付けボルト 3本の内 2本の締め付けが甘かった。

 

 

奥側もひび割れは見当たらない。あれれ、点火コイルは異常無しなのか。

表面にオイルミストに埃がついていたので、乾拭きで綺麗になった。

点火プラグを外してみると、5番と 3番プラグが緩んでいた。1番プラグはオイル塗れ。

 

 


左上から下に 1番、2番、3番、右上から下に、4番、5番、6番点火ブラグです。

3番、5番プラグは緩んでいた。

1番、4番、5番プラグは碍子の汚れが酷いが、プラグの焼け具合に問題はない。

写真を見て、後から気付いたのだが、1番、2番、4番プラグのコニカルシートは光っているのに、

3番、5番、6番のものは煤けている。6番プラグも緩んでいて煤けた可能性がある。

 

 

  

プラグホールの状態は左から 1番にはオイルが溜まり、2番は綺麗で、3番にはオイル焼けのような。

 

 

  

こちらはプラグを外す前で、左から 4番、5番、6番でどれも底に少しオイル焼けの跡があるが、

5番は特に上部まで燻っていたような汚れがある。3番、5番、6番が失火していたようである。

 

 

各プラグの碍子部分の汚れをできるだけ擦り取り、開き過ぎていた電極間の隙間を

レンチで軽く叩いて 1.5 mm 程に狭めた。コニカルシートの煤は取り付け後に気付いたが、

碍子の煤取り時に多少は意識せずに擦り取れたようだ。

 

前回、2010年に交換して、13年間、5万 km 走行しているが、まだ寿命は残っているはずで、

失火原因は点火プラグの緩みと電極ギャップの拡大と考えられ、交換の必要はないだろう。

7月初めに 12ヶ月点検を行なっているが、点火系は点検項目には入っていないはずだし、

前回取り付けは DIYなので自己責任なのです。

 

不調になった時は、早めの点検整備です。反省。

 

プラグホールにオイルが溜まっていたので

点火プラグを取り付ける前にエンジンを空回しして

シリンダー内のオイルを排出した。

 

点火プラグを取り付け、点火プラグにプラグコードを差し込み、点火コイルを取り付けて

コイルにプラグコードを接続してようやく整備完了。

コニカルシートの点火プラグの締め付けトルクは 1〜2 kgf/m で手応えで締め付けたが、

概ね、1/16〜1//12 で、1/16(22.5 deg)の角度締め程度になった。

 

エンジン始動は、セルのキュキュで回始め、これまでより俊敏に滑らかに回る。

エンジンが冷えている間の Dレンジのアイドリングも滑らかになり、問題無く走る。

 

総走行距離 146,888 km