タイで摘出手術をするには、精神科医からFTMであることの診断書が必要だ。
その他には、腹部のエコー検査結果、HIV陰性であることの証明、
婦人科や泌尿器科からのホルモン投与を2年以上行っていることの証明。

(※この条件は年々微妙に変わっているようなので、
正しい最新の情報はきちんとヤンヒー病院なり、アテンド会社の人に尋ねてください。)

診断書は、即日作成してくれそうな日本の医師からのものが欲しかった。
現在在住の国では、医療にかかるには予約が必ず必要で、日数も結構かかる。
俺は摘出手術をする大多数のFTM同様、オペ後に性別の変更の手続きを家庭裁判所で行うので、
家裁提出用の診断書も同じ医師にお願いしたかったのだ。

オペ4ヶ月前の3月に、友人の結婚式で日本に一時帰国する予定だったので、
その時に必要な診断書が受け取れるように、事前に海外から病院に連絡を取った。


FTMからの診断書は、早稲田通り 心のクリニック 小栗医師に書いて頂けることになった。
初診にも関わらず。感謝感謝であるキラキラ

ホルモン投与の証明書は、意外にも在住国の泌尿器科の担当医が即日書いてくれた。
これもとても嬉しかった晴れ

苦労したのは、腹部のエコー検査である。
一時帰国するのは一週間、実家にも帰るのでかなりのタイトスケジュールだが、
結婚式前日なら時間が取れそうだったので、式場近辺の婦人科に片っ端からスカイプで電話をした。
スカイプからなら国内通話でかけれるのだが、時差がある。
電話したのは在住国の深夜2時くらい、眠いが粘ってみる。
しかし、とにかく反応が悪かった。
FTMが、普通の婦人科でエコー検査をすることはとても難しいのだと知った。
理由は色々。

FTMの治療を行っている人だから、診断結果に保障はできないとか、
腹部からではなく、膣からのエコー検査しか行っていないが、性交渉の経験の無い人は
検査でショックを受けてしまうので、当院ではお断りしているとかガーン(笑)

それでも丁寧に応対してくれるところもあったが、酷いところは、
俺が「実は性同一性障害で~」うんぬんと事情を説明しているのに聞き耳持たず、
「あの~!ここ、婦人科なんですけどぉ~!!」
と、のたまうオバサン汗
電話応対は病院の顔、これで大体どんな病院か想像つく。こうはなりたくないシラー

しかし、断られ続けて8件くらい。
こりゃ紹介状もらうとか、別の角度から攻めにゃ無理だなと途方に暮れていた。
心のクリニックの小栗医師に、婦人科に紹介状を書いてほしいとお願いすると、
なんと紹介状なしでも、小栗医師の患者は、板橋区の産婦人科、荘(しょう)病院で検査してくれるとのことアップ
あー小栗医師に出会って良かった・・・とホッと胸をなでおろした。

結果、日本の一時帰国のときに、FTMの診断書とエコー検査の検査結果を
診察後に実家の住所に郵送してもらい、無事ゲットすることができた。

心のクリニックの小栗医師は、メールでの質問に迅速に対応してくださり、
海外からの問い合わせだからメールで直接やりとり出来て非常に助かった。
荘病院の荘医師も、とっても人柄の良い方で、仕事にも真面目に取り組んでいることが伝わってきた。
海外在住だということをとても考慮してくださり、
診断書を海外に郵送しようかとまで言ってくださった。
お金かかるのに。とっても良い方><
そんな訳で、この両医師を俺はゴリ押しします。



余談だが、たまたま彼女も同行して荘病院を訪ねたとき、俺はスーツケース持って入ったら
看護師さんに「入院ですかーはてなマーク音譜」と言われた。

受付のときも、FTMはまだ珍しい患者なのか、「FTMです」と断わりを言ったにも関わらず、
「お父様ではなく奥様のお名前でしか診察券が作れませんが、宜しいですかはてなマーク」と言われ、
しばらく言われる意味が分からず、ハテナ?だった。
どうやら完全に夫婦にしか見えなかったみたい。

心のクリニックでも、受付で作ってもらった診察券が男になってて、
ここでも手ごたえを感じるグッド!

日本に住んでいた2年前よりも良い感じ!
思えば俺も男性ホルモン投与歴7年目。
昔はもっと苦労したものだが、だんだんパス度(元女だとバレない度数)が
上がっているようで嬉しかった得意げ


HIVの検査は、在住国で受けて英文で結果をもらった。ちなみに陰性ね。
検査は無料だったが、在住国の言語ではなく英語での診断書発行には、
約2000円くらいかかった。
しかしどのみちヤンヒー病院では、オペ当日に血液検査をして再びHIV検査をした。
だからオペ前に無理に検査する必要なかったかも・・・でも念には念をで、
これから行く人も日本でも検査はやっておいた方が良いと俺は思う。