劇場版ウマ娘を見てきた感想 | にゅ~スロ庫@ファイブ.jp

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 予告通りに「劇場版ウマ娘プリティーダービー〜新時代の扉〜」を見てきましたよ。

感想ですが、本当に思った事や言いたい事になるので、話が飛び飛びになります。



ネタバレと呼べるほどの結末に関してネタは無いんだよね。概ね史実通りで感想を述べようとすると何を話をしても全てネタバレになると言えば嘘じゃ無い。知っている人はわかるネタが数々あるし、知らなくても楽しめる。また、知らない事を知ることにより楽しめる部分も沢山ある。

そういった意味で、どうやって見せるかと言う意味でウマ娘独自の設定を理解させつつ、現実の競馬の要素をしっかり入れる。入門編としてウマ娘を知るには十分だし、実際の競馬にも興味を持って貰えればとも。興味ある人におすすめできる作品。


今回の劇場版の主人公『ジャングルポケット』の走りをしっかりと見せたのは本当に良かった。見た目とは裏腹にいわゆるスポ根の様な勝利に真っ直ぐな娘なので、結構クリアな感じで見れるんですよね。そもそもウマ娘自体、過去のアニメ作品から連なる物語群ではなく、ある意味パラレルワールド的な世界観だと思うので、今回出てくるウマ娘以外を気にする必要は無い。それでも沢山のキャラクターが出ているし、一瞬しかだから無いキャラもいる。見るべきは劇場版はジャングルポケットの物語なんだと言う事。それと同時に『アグネスタキオン』の物語でもあるんだけどね。


劇場版の前日譚『ROAD TO THE TOP』はテイエムオペラオーのクラシック期を描いたが、劇場版の始まりはその翌年のテイエムオペラオーが年間無敗のG1完全勝利をした時。世紀末覇王なんて呼ばれる位のオペラオーの何が凄いって完全勝利もそうだが、当時まだ若手だった和田竜二騎手が乗っていた点。馬の素質以外にも騎手の腕前で勝ち負けの左右している部分もあるからね。


アグネスタキオンというウマ娘のキャラクター性はどう思うかは人それぞれだと思うよ。イメージどうあれ、実際の競走馬としてのアグネスタキオンの衝撃は父母同じである前年のダービー馬、アグネスフライトの評判よりも段違いだったのが当時の印象。その評価通りに弥生賞と皐月賞を勝ったんですよね。兄弟ダービー馬と言う期待や歴史的快挙も視野に入っていたがその後ダービー前に故障、引退の衝撃は本当に残念だったよ。文字通り、彼は本当に光の速さだった。

そういえば劇場版でホープフルステークスとは言っていたね。当時はラジオたんぱ杯で阪神競馬場だった。ホープフルステークスは中山以外では開催していない。




競馬ファンなら知っているであろう知識でジャングルポケットとフジキセキの関係と言うか間柄。豆知識レベルではあるけど、とても重要。更にいえばフジキセキとアグネスタキオンですね。間違いが無ければ、2人で会話しているシーンは見えなかったが、似た様な境遇でターフを去った上に、偉大な父サンデーサイレンスと言う、かなり繋がりが大きい関係がある。そもそもウマ娘ではサンデーサイレンスについては触れられていないし、今後どうなるかはわからないが重要視する事でも無いかな。フジキセキを通してタキオンの気持ちも見れると見方もできるのでは?とも思えただけ。


脇役の中では1番目立つダンツフレームですが、私自身の話になるが当時応援していたのがダンツフレームという馬だった。ジャンポケよりもダンツだったんだよねダービーで応援していたのは。劇場版での活躍はピンクの衣装や髪の白い部分がまあ可愛いこと。ダンツ人気が上昇するよ、劇場版効果で、多分。華々しい同期達のその後に比べてダンツフレームの現実は悲しいんだよね、一様G1馬なのにさ。

ゲーム開始当時にウマ娘に出て欲しいと思った競走馬の1頭でもあったんだよね。私の出て欲しい馬はほぼ出尽くしているんだけど。


最後にウマ娘といえば、ウイニングライブ。ラストにあるがここだけはネタバレしない方が良いのかもね。最後の最後までテンポ良く進む展開なので、ずっと興奮しっぱなしだったり。エンディング曲はお馴染みの「うまぴょい伝説」でした。



映像は本当に最高出来、迫力あるシーンやキラキラと輝くシーン、暗いダークな部分も含めて映像美は素晴らしい。ストーリーに関しては期待していた分よりも上回る出来かと言うと期待がデカすぎたとも思える。でもジャングルポケットと言う馬の話をウマ娘として描いたシナリオは本当に十分すぎる程良かった。色々と夢の先は、当時のリアルな競馬を知るから本当に思ってしまう部分もある。

これぞ、ウマ娘でした。