やはり、この世で最も不幸な男・・・
間違いない!(爆)
今日も今日とて、意味不明な撃沈モードに入り、一通り対応策を行っても、全く改善せず。。。
お昼ごろには撃沈し、3時間程意識を失う(寝る)不覚を取った後、再度長考モードに。
将棋と違って、特に制限時間は、あ、まぁ一応人生と言う時間制限はありますけれど、それ以外はないので。
こう言う日に限って、お日様はカンカンで絶好の行楽日和です。
そして、珈琲を入れるためにドリップに豆を挽き直し、お湯を注いで待ちながら、ドリップ受け(私は1回豆を挽くと、2回お湯を注いで飲みますので、ドリップ受けのコップの上にドリップを置いておきます。溜まったら、都度都度捨ててます)の溜まった奴を棄てると、なんか身体が一気に楽になりました。。。
。。。
どうやら珈琲アレルギーですなw
うーん、これはちょっと衝撃ですね。
今日の打撃は、まるでスパイクたんぱく質そのものでしたよ。
てっきりGWが終わる方々が帰宅されて、猛攻を喰らっているかと思いましたが。
それにしては外に出ると回復するし。
どうせなら、しいたけとかバッテラとかをアレルギーにして欲しいものです。
システム屋なのに電磁波過敏症とか、ガンプラ好きなのに化学物質過敏症とか、珈琲好きが珈琲アレルギーとか。
よくもこんな身体に産みやがったなw
珈琲アレルギーはきついですねぇ、珈琲以外は好きな飲み物ないし。
紅茶とかしいたけレベルで嫌いですし。
取り敢えず、何とか珈琲の代替品を探しませんとね・・・
またしても問題発生かよ。。。
前回までの「織田信長は天才か」!
Previously Is Nobunaga Oda Awesome? After Occupated Owari (アニメ探は一旦終了で、Hawaii Five-Oに戻りました。今Season7なので、マシ・オカ、ダニエル・デイ・キム、グレース・パクが出演する最後のシーズンです。Season8からは、ガラッとメンバーが代わってしまいますね。そして、Expanseの延長なしが、まぁ元からかもしれませんが、確定!あんな終わり方、と言いますか、始まった感じだったんですが、良いんですかね?)
1. 再開のまとめ
2. 織田家の組織について-1
3. 織田家の組織について-2
4. 織田家の組織について-3
5. 織田家の組織について-4
6. 織田家の組織について-5
7. 織田弾正忠家とは-1
8. 織田弾正忠家とは-2
9. 織田弾正忠家とは-3
10. 織田弾正忠家とは-4
11. 織田弾正忠家とは-5(前回)
12. 織田弾正忠家とは-6(今回)
尾張八郡の地図です。
前の奴から、下社城、御器所西城、末森城、岩崎城の位置を愛知郡の中にして、於田井城を追加してあります。
俗に上四郡が伊勢守家、下四郡が大和守家と言われますが、どうもそんなことは全くなかったようです。
葉栗郡:美濃か尾張か今一不明
海西郡:服部友貞が率いる本願寺勢力圏内
知多郡:元々一色氏が守護だったが、応仁の乱後は実質守護不明状態
と言うことで、残りの5郡が伊勢守家、大和守家の一応の勢力圏内だったようです。
因みに、今日はGW中なのと、撃沈してしまった故の更新でして、普段はやっぱり土日のどちらかになります。
例外パターンですね。
主な出典は、下記になります(敬称略)。
氏戸佳香: 那古野今川氏の謎
芝裕之: 織田信長(中世から近世へ)
中川太古: 現代語訳 信長公記
呉座勇一:応仁の乱
谷口克広:天下人の父-織田信秀
Wkipedia
1. 一旦弾正忠家まとめ
2. 武略と商才に長けた弾正忠家
1. 一旦弾正忠家まとめ
余りにも斯波氏編が長すぎたので、やっと弾正忠家が登場したところで一旦まとめます。
先ず、将軍家から見た弾正忠家ですけれど、下記のようになります。
足利家→斯波家→織田伊勢守家→織田大和守家→織田弾正忠家
陪臣の陪臣の陪臣ですね。
但し、織田伊勢守家は将軍の御成りがあった、とのことで、そもそも斯波氏も足利一門筆頭かつ武衛家と言うお家柄。
普通の守護と守護代とは当然違うんでしょうけれど、それにしても身分は相当低いです。
次に書状などで確認できるうえでは、初代は良信(よしのぶ)ですが、かなり数が少ないようで正直この人物は余り良く分かっていないようです。
織田大和守敏信の息子との説もあるようですが、どうもその節は否定されつつあるようで、普通に織田一族なだけのようです。
前回、主に南方担当?と書いたのですが、実際には初めに軍勢を動かしたのは中島郡のようです。
ここで伊勢守家配下の土地を横領し、大和守家の目論見通りに勢力範囲を拡げつつ、威信を回復していきました、と。
そして、この弾正忠家良信に与力としてつけられた国人衆が、林、平手、青山、内藤、とされています。
。。。
何処かで見た名前ですね(核爆)w
幾つかここでまとめてしまいますと、先ず武力侵攻を前提に国人衆を与力させて軍団を任せる。
このやり方は、非常に規模が小さいですが、後の信長の方面軍団制の原型に思われます。
例えば柴田勝家なら、北陸方面を任せられて、前田、佐々、金森、不破、と言った武将と越前、越中、加賀、能登の国人衆が与力として与えられています。
弾正忠家の場合は、林、平手、青山、内藤だった訳です。
この方面軍方式ですが、実は軍事専門家の方々の間では滅茶苦茶評判が悪いです。
何しろ、多方面に軍事力が分散してしまいますので、中々勝つことが出来ずに疲弊してしまう、という最悪のパターンになりやすいからです。
と言うか、信長包囲網とかが正にそれです。
あるいは、今のウクライナにおけるロシア軍です。
全軍で南部を落とせばとっくに制圧出来ていたでしょうに、キエフなんぞ狙ったので戦力が分散されて、今はむしろ敗退モードになってます。
つまりここでは、下記が言えると思います。
信長はこの織田大和守家の戦略を基にしたであろうこと
信長はやっぱり軍才が無かった(と言うと言いすぎですが、頑張っても中程度)こと
弾正忠家の与力衆が後の信長の最初期の家臣団であること
また、もう一つ言うと今川家との因縁があります。
斯波家と今川家は、これまでご覧いただいた通り遠江を巡ってひたすら激突してましたが、最終的には今川家の勝利で決着しました。
しかし、そのまま今川家が西に来れば、当然今度は尾張でぶつかります。
ですので、対今川が最重要課題であることは、恐らく大和守家や弾正忠家で共有されていたと思います。
信長にとっても、今川義元との対決は初めから設定されていた、一大目標だった可能性が非常に高いです。
2. 武略と商才に長けた弾正忠家
先程の地図の拡大版です。
海東郡の文字の近くにある勝幡城が、織田弾正忠家の居城です。
築いたのは二代目の信定とされています。
谷口克広氏によれば、遅くても大永年間(1521 - 1528)とのことです。
後の山科言継卿の日記では、その壮大さに驚嘆した、と書かれていますけれど、当時は既に信秀の時代。
既に津島も熱田も支配下に収めてる時で、信定の時とは財力が全然違ったと思われます。
因みにこの時本来招かれたのは蹴鞠の師範家である、飛鳥井雅綱(あすかいまさつな)で、雅綱はこの時に言継を誘って出かけ、信秀に大変に歓待されて喜んだそうです。
この時に蹴鞠だけでなく和歌(連歌)の会を初め、色々と催されて、尾張国の国人衆のみならず、有力商人などもやってきたそうで、言継はこの時に幅広い人脈を作り、その後駿河の今川家に行き朝廷への献金を確約してもらった上、またまた人脈を作ったそうです。
この人脈作りと言うのは大変重要で、後に信秀が伊勢神宮の遷宮の費用を出すのも、その後の朝廷への4,000貫の献金も、この時が元になりました。
更に言いますと、当時勝幡城で行われた連歌の会に参加した国人衆の中に、当時はまだ少年だった那古野城の今川氏豊が居て、この時から既に信秀は氏豊をたらし込んでいたとも見れる訳で、中々の陰謀・謀略の匂いがしますね・・・
しかし、信定の時代は当然そんな事態になるとは分かりません。
あくまでも目的は下記などと思われます。
長良川流域の支配
津島の支配
清州城への通路の支配
この時代は、兎に角最大の運輸は水路になります。
陸は道路も大変ですし、関所は敵対勢力、山賊などなど、余りにも危険が多い状態です。
必然的に、大量輸送は水路になります。
なので、河川と海上輸送の拠点である津を抑えるのが最重要となります。
尾張の場合は最大の津が津島なので、先ずそこを抑えようと言う事です。
同時に、河川と陸路も抑えると言う事で、徹頭徹尾、軍事と商業を優先しています。
これは中々凄い事です。
同時に、信長に関してまた下記二つが言えると思います。
先ず津を抑えるのは弾正忠家のやり方で、信長はそれに従っただけ
戦略目標の近くに拠点を設けるのも弾正忠家のやり方で、信長はそれに従っただけ
結構この辺大事だと思っていまして、井沢元彦氏が「信長は0から1を作る天才である」と著書のなかで書かれていて、私も最初はそう思っていましたが、「信長は既存の物を利用して革命を起こす天才である」が正しいと今では思っています。
スティーブ・ジョブズ氏が正にそれなんですが
GUI:ゼロックスが既に開発していたが、マウスを使ったシステムがブレークしたのはMacintoshコンピューターから(最終的にはWindowsになります)
スマートフォン:ノキア、ブラックベリーが商品化していたが、ブレークしたのはiPhoneから
iTunes & iPod:デバイスとしてはソニーが商品化していたが、iTunesと合わせてミュージックボックスを持ち歩くスタイルを確立したのはiPod
ブラッシュアップによる革命ですね。
と言う事で、織田弾正忠家の勝幡城築城まででした。
次回は、信定、信秀による勢力拡張編です。