チランジア・トマセリーが花序を立ち上げています。
花序の先端から葉先の先端まで160センチくらい。
一番長い葉は1メートルオーバーです。

トマセリーはキセログラフィカのシノニムとされていますが、もともとは別種とされていたため、特別なキセログラフィカと扱う人が少なくなく、私もその一人です。また、これは実は別種じゃないかって思う人もいるようです。
そこで、今回はこのトマセリーについて私なりに考えていることや、我が家のキセログラフィカの成長と、それらにちなんだ巨大化への道のりについて考えていきたいと思います。
長く垂れ下がった葉がなんとも優美で、これがトマセリーならではの草姿と思い込んでいましたが、実はそうではなかった。
去年の記事で出していた座間洋ランセンターのキセログラフィカもそこそこの長さです。

実はキセログラフィカは光量が少ないと葉が長くなる特性があるようで、この洋ランセンターは遮光がかなり強くて、晴天の日でも少し暗く感じるくらいです。洋蘭にはこれくらいでちょうどいいんでしょうね。キセログラフィカには少し暗いのかもしれないけど、葉の伸びた見た目は私にとっては好みのタイプです。
しかしデカいな。前の記事でそこまで大きくするには概算で60年と、とてつもない年月が必要と書いていました。しかし、あれからいろいろなキセロを見てきて気が付いたことは、実は60年経っても我々の一般的な栽培方法では、そこまで大きくできないんじゃないかってこと。なぜかというとこの洋ランセンターの温室は暖房と冷房で温度幅の少ない温度管理がされていること。更に湿度も保てるようにしていたような気がします。要するに環境変化が少ない管理がされていて、それはチランジアにとっては花の咲くサイクルが長くなることになります。長いというか日本で育てる場合は夏と冬があるので環境変化が大きくて、そのせいで花芽が出やすくなっているというのが本当のことろです。本来の咲くサイクルより短いということです。咲いてしまうということは成長はそこで止まってしまうので、咲き終わってから出てくる新芽から再スタートとなるわけで、いつまでたっても大きくならないことになります。この洋ランセンターの温室は安定した環境なので咲くサイクルは長くなります。つまり咲くときの株が大きく充実しているために子株も親株からの栄養を沢山もらえるので巨大化しやすくなるということになります。
この画像は洋ランセンターの2番手に大きいキセログラフィカです。
空調機の大きさと比べると、これでもかなり大きなものだとわかると思います。

葉の数を見てください。
我が家のトマセリーと比べると全然違うのがわかると思います。
本当はこれくらいの枚数の葉を出してから咲くもんなんでしょうね。
我が家のトマセリーは温度差で咲いてしまったような気がしてなりません。
このトマセリーが我が家に来る前は空調機で温度差の少ない環境で育てられていましたが、我が家に来てからすぐに咲いてしまって残念な感じがします。咲いてくれるのは嬉しいのですが、やっぱり大きくなってほしい。
ここで一つ思いついてしまったことがあるんです。本来の大きさになる前に咲いているということは、最初から大きなものを手に入れても、場合によっては大きくなるどころか、逆に早く咲いてしまうせいで徐々に小さくなってしまう場合があることです。効率よく大きく育てたいのであればなるべく環境変化を小さくして花を咲かせないようにするのも一つのコツだと思います。
我が家のこのトマセリーも次回咲く時は少し小さくなっている可能性があると考えると、うーん...
結果を見ないとなんとも言えませんが。
話は戻って、トマセリーについて、キセログラフィカとの違いはあるのか。
個人的に唯一の違いと感じているのは花柄の形状です。

左はキセログラフィカです。

キセログラフィカのほうは花柄が上を向いていてストレート。トマセリーは横向きに出てきてから反りあがっています。
試しにトマセリーとされているもので花が咲いている画像を検索してみると、全てではないですが、こうなっているものがあります。キセログラフィカの場合はストレートで無いものは見つかりませんでした。偶然なのかわかりませんが、現地でトマセリーとされているものは花の形状が異なるものが混在しているのかもしれません。
ちなみに画像のキセログラフィカは咲き終わっていて色あせています。咲いているときは同じような色をしていました。
そして、前に記事に出していた我が家のキセログラフィカの成長です。
去年の1月に出していた画像です。
花軸は咲く前に切ってみていました。
子株はこんな感じ。
あれから1年4か月くらい。
ここまで大きくなりました。

隠れていて見えませんが親株より一回り大きくなっています。
順調に大きくなっています。
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