こんにちは、沖縄で犬も泊まれるB&B(洋風民宿)をやっています。
北海道出身、沖縄在住歴16年、サーフサイドの佐藤です。
昨日、普天間氏と話しをしていて話題に上がった言葉。
「とぅるばる」
「とぅるばる」って、沖縄の方言なんですが、方言独特のニュアンスがあります。
僕の沖縄生活のなかで受けた印象で、簡単に言うと「ぼーっとする」って意味。
海の向こうの水平線を眺めながら「やー、とぅるばってるなー(訳:おまえ、ぼーっとしているね)」とか。
そんな風に「ぼーっとしている」ことの多い人のことを「とぅるばやー」と言ったりします。
小さい「ぅ」が入る独特の響きもさることながら、「とぅるばい」とか「とぅるとぅるするな」など、使いこなしているうちなーんちゅを密かに羨望の眼差しで見ていた自分がいました(笑)
ちなみに、「とぅるばやー」は、見下した言い方ではなく、なんとなく愛を感じる言い方です。
僕の知っている「とぅるばやー」は、なんだかんだ揶揄されながらも、どこか憎めない愛されキャラの人が多いです。
で、昨日聞いた話ですが、沖縄県内で店舗展開していて、海外にも進出している敏腕経営者の話なんですが、良いアイディアのほとんどが、とぅるばってる時に浮かんでいるそうです。
「とぅるばる」は、ちょっとした瞑想状態なのかもしれません。
その話を聞いて思ったのが、ここ最近の自分を振り返ってみると、とぅるばってる時間って、ほとんど無いってことに気がつきました。
一見、ソファーに座ってとぅるばってる風でも、スマホをいじって情報収集している。
それって、全然とぅるばってないんです。
たぶん僕だけじゃなく、そんな人って多いんじゃないかしら?