レビューを書かなかったけど | Surf’s-Up

Surf’s-Up

音楽の話を中心に。時にノスタルジックに

素晴らしいアルバムはたくさんあります。


昨年聴いたものでは、これがそうですね。




サブマリン-オリジナルサウンドトラック/アレックス・ターナー




Suck It And Seeで爆発したメランコリアはここですでに片鱗を見せているわけですが


そこに特化すると、こちらの方が素晴らしいような気がします。



聴いていると、


波のように次から次へと押し寄せる、最後通告のような現実だとか、


欲しくてたまらないけど、手に入れられない幸せだとか、


言いたいことを、本当に聴きたいことを口に出せない瞬間、


今を確かめることが怖くて、メールの送信ボタンを押せない気持ち


人生のそこかしこに転がっている、胸を締め付けるような痛みを感じさせる。


僕の人生とリンクしているような、勝手な錯覚をしています。



メロディーのタッチからサウンド、アレックスのヴォーカルまで本当に見事。


未だによく聴きます。


6曲というサイズもちょうどいい。