3位 Arctic Monkeys/Worst Favourite Nightmare
問答無用のセカンド。ファースト以上のやんちゃぶりを発揮し、現代的「ビートの血肉化」に見事に成功 している。渋い方向へ行くのではなくて、時代とか生活の速度感を見事にロックンロールというフォーマットで表現している。
2位 Radiohead/In Rainbows
再びロックモードに入ったレディオヘッド、というと怒られそうだが、どのような表現スタイルであっても社会に巣くう「大きなもの」に抗っていく音を、彼らは作ることができる。例え、世界の全ての人々がNoと言っても、トム・ヨークはニヤッと笑って「Yes」と答えるだろう。ある意味不気味で、でも実は強靱な精神性を彼らの音にはすごく感じる。それがたまらなくかっこいいのだ。
1位 Apples In Stereo/New Magnetic Wonder
もう1位は単純に一番聴いただろうと思われるアルバムにしました。ビートルズ級のキャッチーさと、数多のパワー・ポップバンドを置いてけぼりにしてしまうドライブ感、そのどれもが病みつきになりました。もっともっと評価されても良いと思う。