第7位 Malajube/Trompe-L'oeil
ひねたポップセンスはもちろんのこと、若さ故のやんちゃぶりが、どの曲にも隠し味として効いているのが見事。実は結構確信犯なのか?PVも大好きでした。
第6位 Wilco/Sky Blue Sky
原点回帰と言うよりは、紆余曲折を経て、新たなスタイルにたどり着いたというWilcoの新作は、本当に心に沁みいった。バンドの力量がもろに出るやりかたで、見事にその力を見せつけたというか、シンプルなメロディーにシンプルな演奏。そして、ジェフの囁くような歌声。これこそ、オルタナなんじゃないかな。
第5位 Arcade Fire/Neon Bible
前作が本当に素晴らしかったので、少々慎重になって聴いたが、負けず劣らずの名作です。1曲1曲がコンパクトになったことで、流れよりも曲そのものに焦点が当たるようになり、かえってそれが良かったと思う。
第4位 Travis/The Boy with No Name
ソングライティング能力の傑出ぶりを改めて確認できたことが何よりも良かった。自分たちのメロディーを最高の形で表現しようという格闘を未だ彼らが続けていることも嬉しかった。大衆に迎合しようというのではなく、あくまで生まれたメロディーのために全てを費やそうとする彼らの姿勢には共感する。言うまでもなく、本当に素晴らしく美しい15曲が並んでいる。