日曜日の夜って、早く寝たらなんだかもったいない気分になる。
だから、眠いけど意地でも起きてしまう。
入院してから、どうにも9時就寝の癖が抜けない。
まぁ、でも早く寝ると体が何とも楽。本当に楽。
だから調子に乗って、朝走ったりすることも。
我ながらちょっと気持ち悪いとも思うんだけど、これは仕方がないのだ。
退院してから体力がめっきり落ちた。元々ある方じゃないのに。
日常生活に支障が出るくらい。だから20分くらい走ることにしたんだけど
もうつらいの。で、ものすごい筋肉痛。
これは人間として終わっていると思い、少しがんばることにした。
まだ5日間だけど、とりあえず筋肉痛も落ち着き、30分くらいは
走れるようになった。
でもな、なんかなじめないところもあるんだよね。
で、気分を取り直してアルバム選びます。
あちこちで言われていることだけど、「何か新しいものを」という強迫観念を前作「12Memories」できっちりケリを付け、ここではまさに「Travis節」ともいうべき至高のメロディーが伸びやかに表現されている。もうそれだけで、このアルバムは傑作といえるだろう。つまりそれだけ彼らの紡ぎ出すメロディーは、変な小細工を必要としないほど力強く美しいのだ。
軽快な「Selfish Jean」、シンプルな暖かさを持った「Closer」などどの曲もとても個性的であるのだけど、前作で培ったバラエティー感を踏襲しながら、散漫な印象を受けないのはタッグを復活させたナイジェル・ゴドリッチの匙加減ばっちりのプロデュースのおかげだろう。いろいろなアイディアを放り込みながらも、結果的に一番ベストな形に仕上げてしまう彼の仕事っぷりは本当に見事だ。
サマソニでの、オーディエンスの煽りっぷり、見事にエンターティナーと化していたフランを見て、このバンドは本当にタフになったなぁと思った。「みんなのうた」の表現者として、あらゆる願いを正面から受け止めようとする姿勢はまさにロックバンドとして、最高にかっこいい。
迷いに迷って・・・ Selfish Jean/Travis