ブルース・スプリングスティーンの新作「Magic」、素晴らしいなぁ。もうこんなロックンロールは聴けないと思っていたせいか、聴いていて泣きそうになった。この話はまた別の機会に。
めっきり寒くなってきました。原油高が止まりませんが、我が家の灯油消費量も止まりません。暗い話ですみませんが、生活は年々苦しくなってきています。でも、どうにもならないってほどではないので、ぜいたくいってはいけないね。今までは不便なさすぎたんだろうなぁ。いや日本人全体的にこれからはどんどん不便になっていくような気がします。そうやって、折り合い付けていくんでしょうね。
でも、良い音楽をたくさん聴ける環境だけは失いたくないなぁ。
また、ベストアルバム候補を一枚。
これ、よく聴いたなぁ。「Yankee Hotel Foxtrot」「Ghost Is Born」で音響的実験を極めた感があったので、70年代のフォーク・ロックのような素朴なメロディーを自然に聴かせようとするアプローチは大いに賛成。
自然にといっても、力が抜けた感は全くなく、これまでの作品同様に緊張感はバリバリに漲っている。アプローチは変化していても、そこにあるのは表現に対する純粋な追求姿勢。音楽に対するストイックさがこのメロディーを際だたせている。
じんわりと染みいるようなジェフ・トゥイーディーの声もまたよい。どこを切っても美しい作品。
Wilco - What Light