皆さんこんにちは。
カウンセラーの佐原です。
めちゃくちゃ久しぶりの更新になってしまいました…!!が、
皆さまはお元気にされていますでしょうか?
(もう誰も訪れていないブログかもしれませんが、構わずひっそり更新するんだぜ。)
なんだかんだと3年に及んだコロナ禍もすっかり明けて、社会も生活もまた平常運転に戻りましたね。
確かに以前と同じ日常に戻りました。
でもコロナ以前と以後では何かが違うような。何かが決定的に変わってしまったような。そんな感じもしています。
みなさんはどんな心境の変化がありましたでしょうか。
我が家にもしっかりと月日は流れまして、この子育てブログの大事なネタ元である我が家の子供たちも、
すっかり大人になってしまいました。
上の娘は今、大学2年生で看護の道を志して勉強に実習にバイトにと、忙しい日々を過ごしています。
そして下の娘は今高校3年生で、仲の良い友人達とギャルの道を邁進しています(!)
「あの素朴で、愛らしかったひなちゃんが!ギャル!? 想像できへん!」と、ママ友達には驚かれますが、
「うん…。逆にね!」
とよく分からない返しでお茶を濁しております(笑)
彼女たちに来る流れを尊重して、その時々の彼女たちが最も輝く道をサポートしようとやってきた結果、
形はそれぞれ違いますが、社会を怨むことなく過度に恐れることもなく適度に甘えながら、社会との良い関係を築けているのではないかと思っています。
私たち親が勝手に期待している『純朴で愛らしい娘』という親の愛によって作られた檻をしっかり壊して、ギャルとなって外に出たのはひとまずグッジョブ!と思って、
彼女がこれから作り出す僕らの想像の外側の現実を楽しみにしております。
ほんと子供達の成長はあっという間ですね。
あっという間に大人になっていきます。
子育ての間、ドラクエみたいに「ここでセーブしておきたい!」って何度思ったことでしょうか。
「このアホで輝いている娘とのこの瞬間にいつでも戻れるように、今この場面でセーブしておきたい!」って、そう思う瞬間がいくつもありました。
でも勿論、そんなことができるわけもなく。
彼女たちの無邪気さやアホさは失われていきます。
いつだったか、コロナ前のある時期。
おそらく下の娘が小6位だった頃。
上の娘が思春期に入ってつれない感じになっていた時期に、あぁ。いよいよこの親子の蜜月の温かい時間が終わるんだなと、淋しく思った時期がありました。
波が引いていくように、家庭にあった愛をぶつけ合うような温度が失われていく。
無邪気さと愛らしさに包まれた丸っこいエネルギーが引いていく。
あぁ。終わるんだなと。
そこである夜、下の娘を夜の散歩に誘ってみたんですね。「ひな散歩行こうか?」と。
その頃は、まだかろうじて懐いていた下の娘は「うん。行く!」と、子犬みたいに尻尾を振ってついてきました。
そして2人で、まだ子供たちが小さかった頃に住んでいたマンションの5階に上がって、ここで自転車乗れるようになったな、とか、一通りの思い出を語りながら、一緒に月を見て。
それからよく砂場遊びをした公園に行き、ほんの束の間、月明かりの元で一緒に昔を懐かしんだのでした。
それが僕の中での最後の儀式でした。
それからしばらくして蜜月の時は終わり、下の娘は何を言ってもつれない感じで「うん」と生返事しかしなくなり、心が通わなくなっていきました。
しばしさようならと、そんなことを思いました。
そして今、彼女はギャルとなり、謎の花を咲かせています(笑)
そして逆に、上の娘の反抗期が明けて、女子大生の感性と知性を持って、以前より高度な笑いとツッコミをもたらしてくれるようになりました。
子育てって面白いですね。
その時々に感じられるもの、見せてくれるものの表情が違っていて、とても色合い豊かだけれど、決して後になって取り返すことができないもので、
それがなんだか儚くて、良いんです。
同世代の反抗期の娘2人を持つお父さんと、「僕ら…。もう居場所ないよね? 今、何のために生きてる?」とかって、自虐話をしていたのも楽しかった。(彼は犬を飼うことで乗り切ったようです(笑))
僕も48歳になって、以前には無かった公的な意識も大きくなってきました。
子どもたち同様に、今しかない心根を生きていこうとしています。
みなさんには長い間見守って頂いて、本当にありがとうございます。
これからもちょくちょくご報告や面白ネタを提供しつつ、他にも記事を書いて行こうと、やっと思えるようになりました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
追伸
インコのソラは変わらず元気です。コロナ禍の真っ只中にもう1匹増えています。