偶然の友達 | 心理カウンセラーの魔法の子育て

心理カウンセラーの魔法の子育て

心理カウンセラーから見た子育てのポイントと、ただの日記。NLPやコーチング、潜在意識など、最新の心理学理論を子育てに活用しましょう。

春ですねー。
 

 
あまりに気持ちが良いので、ゆっくり散歩しつつセブンのコーヒーを買って、公園のベンチで日向ぼっこ。
 
すると、隣で菓子パンをかじっていたおっちゃんと目が合う。
 
 
「ええ天気やなー。ここ座ろかな。」と僕のベンチの隣を指差す。
 
 
「どうぞ。ほんとええ天気やねー。」と、お互いの警戒心をゆるめ合う。
 
 
「今日はハローワーク行こうと思ってたけど、ええ天気やし、ええかな。明日にしよ。」って、おっちゃん良い味出してる(笑)
 
 
そしてベンチの反対隣には、鳩…。なんやこの組わせ…(笑)
 
 
おっちゃんのギャンブル哲学を聞いたり、昔働いてた左官屋さんのセメントの配分のコツを聞いたりしながら、ボケーッと春の陽気を充電していました。
 
 
すると、お母さんと遊びに来ていた1才半の男の子が近づいてきて、僕に石ころをプレゼントしてくれる(笑)
 
石ころを拾っては、「んー」って手渡ししてくれる。
 
 
お母さんは「おにいちゃん、そんなの欲しくないよ。」と必死に制止するのだけど、「んー!」とそれを押し切って、石ころを拾っては手渡ししてくれる。

「ありがとうね。」と言うと、満足そうにまた拾ってはくれる(笑)
 
ほんと、ありがとうね。
 
男の子は僕のそばを離れなくなり、しばらく一緒にいて、お母さんともお話をした。
 
 
おっちゃんに鳩に男の子にお母さん。
 
不思議な組み合わせの豊かな時間。
 
会話の内容なんか何も重要ではなくて、
 
何を与えてくれるかも重要ではなくて、石ころで十分。
 
 
ただ何かを交換して一緒にいることが嬉しかった。
 
思えばこういう感覚は久しぶりかもしれない。
 
 
しばらくして、お母さんと男の子は帰っていきました。
 
 
おっちゃんとは、その3日後くらいにまた日向ぼっこしてたら再開しましたが、その時も言っていました。
 
 
「ハローワーク行かなあかんのやけど、今日はええ天気やしなぁ。明日でええかー。」って…(笑) 
 
 
この愛しき日常。
 
続け!って思いました。
 
コロナなんかに、決して奪うことのできない豊かさですね。
 
 
みなさんも、外に出てゆっくりと歩いてみてくださいね。
 
とても心地の良い世界が広がっていますよ。