子供のコミュニケーション力を高めるために赤ちゃんのうちから意識して欲しいこと | 心理カウンセラーの魔法の子育て

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みなさん、こんにちは。

 

カウンセラーの佐原です。

 

いやー。温かくなってきましたね。

 

 

 

あちこちで春を感じられる大好きな季節がやってまいりました。

 

 

昨日は良い天気だったので久しぶりに近所を散歩したのですが、

 

春の日差しを受けた草花や街路樹からウキウキとするようなエネルギーが感じ取れて、こちらまで嬉しくなりました。

 

 

さあ、春だぞ。春が来たぞ。花開くぞ、と。

 

 

そう言っているようでした。

 

 

草花も木々たちも、小動物達もみんな目覚めはじめたようですね。

 

負けてはいられませんね。私もそろそろ冬眠から目覚めようと思います(ブログ放置しすぎの言い訳をええ感じに詩的に表現したぞ!)

 

 

 

ということで、久しぶりの更新です。

 

 

今日のお話しは、お子さんがコミュニケーション上手になるために、つまり人と上手くつながる能力を育むために、

 

赤ちゃんの間にやってほしいことです。

 

 

うちの娘達はもう赤ちゃんではなくて、中1と小5でして、鏡の前で日々TWICEのダンスを踊っておりますが、

 

今日のお話しは対象年齢をぐっと下げて、赤ちゃんのお話しです。

 

 

私の周りでも昨年くらいから赤ちゃんの出産ラッシュですので、新お母さんに参考にしていただければと思います。

 

 

個々数年、企業が新入社員に求める能力でもトップに選ばれているのが「コミュニケーション能力」ですね。

 

それを我が子に与えるために何ができるのか。

 

そういうお話しです。

 

【コミュニケーション力は言語能力ではない】

 

コミュニケーション能力というとその人の言語能力を指すように思われていますが、

 

実際にはそれ以前に、

 

人とつながる感覚を形成できるか、

 

とか、

 

信頼感を育める力があるか、

 

というものがベースにあります。

 

 

人とつながる力がベースで、その上に言語の表現力が乗っているイメージです。

 

 

そして、それぞれに対応している脳の部位が違っています。

 

 

言語能力=大脳新皮質

 

つながる力=脳幹や辺縁系

 

 

言語能力は大人になってからいくらでも鍛えられますが、人とつながる力、信頼を育む力は幼い頃の体験がとても大切になります。

 

 

特に以下の3つを注意していただけたらと思います。

 

 

【人とつながる力を育むための3つの】

 

 

1)赤ちゃんが物を舐める体験を奪わないでください

 

 

赤ちゃんは物を見て触れて認識するだけではなく、口に入れて舐めることでも認識しようとしますね。

 

この舐めるという体験は舌の感覚を育て、それがやがて内蔵感覚の発達へとつながります。

 

そしてその内臓感覚こそが人が相手とつながる感覚の土台を創っていると言われています。

 

 

自分の本心を打ち明けて話すことを腹を割って話すと言いますね。

 

そのように腹で人とつながる感覚を作るのが、腹とつながっている舌の感覚学習によってだというのです。

 

 

舐めた時の舌の感覚や味で対象を知ろうとすることが、やがては他者と深くつながる感覚や相手を知るという実感のベースになっていくのです。

 

 

これ、知らなかったですよね。

 

赤ちゃんのうちは舐めることで対象を体験しようとしますから、その体験をあまり奪わないようにしてくださいね。

 

むしろ様々な感触のものを舐める体験を与えてあげるのも良いと思います。(もちろん衛生上の問題や誤嚥などの危険が無いようにしてくださいね。)

 

 

2)スキンシップはたっぷりと

 

 

皮膚は「露出した脳」と言われています。

 

皮膚にどんな刺激が与えらたかは赤ちゃんの脳や情緒の発達にとってとても大切です。

 

 

退屈な皮膚体験にならないように、たくさんハグしたり触れ合って心地よい刺激を与えてあげてくださいね。

 

快の身体感覚によって他者を体験できるようにしてあげてください。

 

 

スキンシップによって分泌される脳内物質であるオキシトシンは、ストレスを緩和し愛情や落ち着きをもたらし、また身体の成長を促すと言われています。

 

 

皮膚=露出した脳に沢山の良い刺激を与えることで、他者というものが信頼できる快の存在であることを身体レベルで学んでもらいましょう。

 

 

3)非言語のコミュニケーションを楽しみましょう

 

 

人が他者とエネルギー的につながる感覚。

 

相手と無意識レベルでつながって一体感を生み出す感覚を、心理の世界ではラポール(架け橋)と言います。

 

 

このラポールを形成する力は生きていくためにとても大切で、

 

 

ラポールが形成された状態での沈黙はとても心地よい安心感があるものです。

 

ラポールが形成されていない状態での沈黙はとても気まずいものです。

 

 

ラポールの形成が上手な人は、誰からでもすぐに好かれます。

 

無意識に(非言語に)「私はあなたの味方ですよ!」と伝えているからです。

 

 

ラポールの形成が苦手な人は、いくら話しても冷たい印象しか残らなくて、なかなか人に好かれない傾向にあります。

 

 

 

ではラポールを形成する力はどこで育まれるのでしょうか。

 

 

それは、お互いに顔を見合わせ、目を見て微笑み合い、仕草の真似っこをして、

 

そうやって相手と言葉を介さずにコミュニケーションを取ることで磨かれていきます。

 

 

赤ちゃんは言葉を使わないので、「思い」や「表情」や「声色」や「皮膚感覚」のようなレベルでやり取りができますね。

 

 

そういった経験が、言語を越えて他者とつながる力を育んでくれます。

 

ということで、

 

まとめておきましょう。

 

 

1)赤ちゃんが物を舐める体験を奪わないでください。

 

2)スキンシップはたっぷりと。

 

3)非言語のコミュニケーションを楽しみましょう

 

 

 

以上3点を意識していただければ、他者とつながるためのベースとなる能力が豊かに育まれていきます。

 

 

言語でのコミュニケーションはそのベースの上に乗っかるもので、そこは後からでもいくらでも学習が可能です。

 

 

でも、言葉をいくら巧みに使えても、身体感覚でつながることができていないと、

 

いくら話しても親密になった気がしない、

 

どこか場にふさわしくないようなセンスのない発言をしてしまう、

 

ということになりかねませんので、

 

 

赤ちゃんのうちに沢山触れて見て思いを注いで、つながって楽しんでくださいね。

 

 

僕も赤ちゃんに戻れるなら、もっといろんな物をベロベロ舐めてたら良かったって思います(笑)

 

 

ではでは、

 

読んで頂いてありがとうございました。

 

皆さんのこの季節が楽しい日々でありますように。

 

 

 

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