細菌戦部隊(731部隊と100部隊)パネル展を開催しませんか? | 「731・100部隊展」

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*14(木)~18日(月)ブログをお休みします。
「一帯一路」のその先に~ジェノサイドと中国の監視社会
ウクライナ破壊は「途方もない間違い」 ロシア富豪が非難
「へいわをつかみたい ずっとポケットに」小学2年生が“平和の詩”沖縄『慰霊の日』
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「毒ガスの痕 ヒロシマ ウサギ島の記憶」
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日本不参加、失望の声相次ぐ 核禁条約会議

戦前・戦後直後と同じ、トップは無責任!!
国が原発推進していて、事故があったら責任ないなんて全くおかしい??
226事件は憲兵隊も陸・海軍も事件が起る前から情報を得ていた。なぜ事件を止めなかった??
責任を全部下に押し付けるのはBC級戦犯裁判・226事件と酷似だ!!
「こんな判決出るとは」無念の原告 疲労と失望

朝鮮人BC級戦犯裁判
朝鮮人BC級戦犯裁判
226事件は憲兵隊も陸・海軍も事件が起る前から情報を得ていた。なぜ事件を止めなかった??
責任を全部下に押し付けるのはBC級戦犯裁判・226事件と酷似だ!!
全貌226事件
2.26事件
何をやっているのかさっぱり分からない??
社説:日本版CDC 組織新設にとどめるな
専門家組織の国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを一元化は、戦前の陸軍軍医学校と陸軍東一病院に「先祖帰り」かも
それまで原子力を利用していたものの脱原発を表明する国が現れ、米国で新規建設のプロジェクトがなくなるなど、世界各国の原発利用は停滞することとなりました。(資源エネルギー庁のHPより)















世界には、核実験、原爆、原発労働者、ウラン鉱山の採掘者等で被ばくした人はたくさんいる!!
それが、次世代・次々世代に影響するとなると大変な数になる!!反原発!!

被爆二世健診…43年目の真実~データが語る遺伝的影響と「ほしょう」を考える
東芝を沈めた原発事業「大誤算」の責任
核被災に苦しむウイグルの人々
731部隊からフクシマまで1
731部隊からフクシマまで2
731からフクシマまで(5


今年(2022年)4月2日に開かれた日本医学会記念事業では、「過去の過ちに学ぶ」で、731部隊のことが取り上げられた。


https://jams.med.or.jp/jams120th/
731部隊に関しては、11.シンポジウム:未来への提言「4. 医療倫理・研究倫理の深化」のところで、以下のスライドが出てきて、わずかですが触れられます。
731部隊や関東軍の文書公開 ロシアが歴史問題で日本けん制か
台湾に現役防衛省職員派遣へ 今夏にも常駐 情報収集強化
日本の情報公開の現状!!




戦争では、何も解決しない!!即時停戦を!!
世界の食糧危機!!、世界の環境破壊!!生態系の激変!!貧困、虐殺、レイプ、人間不信!!

На войне ничего не решить! !! Немедленное прекращение огня! !!
Мировой продовольственный кризис! !! , Всемирное разрушение окружающей среды! !! Кардинальные изменения в экосистеме! !! Нищета, резня, насилие, человеконенавистничество! !!

У війні нічого не вирішиться! !! Негайне припинення вогню! !!
Світова продовольча криза! !! , Знищення навколишнього середовища світу! !! Різкі зміни в екосистемі! !! Бідність, бійня, зґвалтування, мізантропія! !!

Nothing will be solved in the war! !! Immediate ceasefire! !!
World food crisis! !! , World environmental destruction! !! A drastic change in the ecosystem! !! Poverty, slaughter, rape, misanthropy! !!

ウクライナ戦争とアフリカの食糧危機
ウクライナ戦争がアフリカの食糧危機を直撃する理由
ウクライナに平和を!!

日本は、戦争の反省をしているのだろうか??
過去最大の防衛予算 歯止めなき膨張許されぬ

記憶の継承を進める神奈川の会
「戦争の加害展」プレ企画





*7月18日の加藤哲郎講演は、事情により小河孝講演に変更になりました。





















戦争を停止する道を探れないのか??

No War!!Stop War!!
Нет войне!!Стоп Война!!




国連はロシアのウクライナ侵攻をやめさせることに全力で取り組んでほしい!!

I want Japan, which has Article 9 of the Constitution, to move more positively toward a ceasefire !!

Я хочу, чтобы Япония, у которой есть статья 9 Конституции, более позитивно двигалась к прекращению огня !!

憲法9条を持つ日本はもっと停戦に向けて前向きに動いてほしい!!
War in the 21st century? ?? In the 21st century, a world without war!!
Война в 21 веке? ?? В 21 веке мир без войн!!
21世紀に戦争??21世紀こそ、戦争のない世界に!!





















生体実験命令を拒否した医学者・横山正松


ビキニデーin高知
水素爆弾の恐怖・ビキニ環礁 (アメリカ)
室戸フィールドワーク(マグロ漁船の見学)
忘れられたビキニ被災者たち
ビキニ事件と俊こつ丸
新聞記事からの報告
裁判の報告
世界の核被害問題と解決の取り組み
中満泉ビデオメッセージ
核兵器禁止条約発効の時代に生きる世代へ
閉会の挨拶





大元帥・現人神・昭和天皇と皇族の戦争責任を問う。
日本は戦争を起こしたことを全く謝罪しなくていいのだろか??

        重慶無差別爆撃

重慶爆撃(戦争のはじまり)


昨年のパネル展
11月14日(日)~19日(金)
新型コロナ・パンデミックと731部隊・100部隊の影
核なき未来へー被爆二世からのメッセージ


2021年 パネル展「731部隊 戦前・戦後の医学」アンケート
11月17日(水)
(森川聖詩講演)
・反原発の意味が深まった。貴重なお話ありがとうございます。放射能被害者が必ず生まれる。自国の国民を傷つける。
(70代、市内)

●細菌戦部隊(731部隊と100部隊)パネル展を開催しませんか?

 

          731部隊全景

 

  
        100部隊の煙突


1930年代から1945年にかけて、中国東北部(旧満州)につくられた731部隊と100部隊は、人体実験を繰り返した細菌戦兄弟部隊。開発された細菌兵器は中国各地に撒かれ、多くの中国人民に深刻な被害をもたらしました。100部隊は関東軍軍馬防疫廠から出発した、軍馬の伝染病研究部隊ですが、謎の部隊で、獣医師・化学者達の戦争犯罪の実態が明らかにされてきませんでした。 細菌戦被害者を含めたアジア各国の戦争被害者や遺族は、現在も日本に責任を果たすよう補償を訴えていますが、日本政府は無視を続けています。 また、細菌戦部隊が戦犯免責と引き換えに研究データをアメリカに渡したことで、戦争犯罪に問われなかったことの影響はとても大きいのではないでしょうか。医学者が協力、設定した原爆被害者や公害・薬害被害者の「認定基準」は、多くの犠牲者を切り捨てるための基準となっています。医学者・獣医学者の犯罪は戦前・戦後を通じて続いているのです。 中国ハルピンの731部隊跡地は今、世界遺産に登録される方向にあります。日本が中国に造った部隊施設が、「なぜ世界遺産に値するのか?」過去を知らない人にとって、不思議に思うことかも知れません。外国からも多くの人が訪れる侵華日軍罪証陳列館、日本人はそこでどのような目で見られるのでしょうか。 中国長春では、偽満皇宮博物院内に、「100部隊」の新展示館が2018年12月に開館します。 「日本政府と日本市民には、歴史に関する記憶喪失がある」と国際的に批判されています。 日本人にとって、今、731部隊・100部隊展を行うことは、日本軍による人体実験や細菌戦の意味を考える絶好の機会となるのではないでしょうか。私たちは多くの次世代の若者にこの戦争加害の事実を伝えていきたいと考えています。 皆さま、どうか、あなたの住む地域やグループでこの「731部隊・100部隊展」を開いていただければと思います。連絡をお待ちしています。

    ― 731部隊・100部隊展 実行委員会 ―


 731部隊のパネル(A2版) 

1 序章 薬害エイズと731部隊 

2 HIVとAIDS 

3 薬害エイズ事件はなぜ起こったか 

4 731部隊の影 

5 第1章 731部隊の創設 

6 「満州国」

7 部隊全景

                  

 

 

8 731部隊の始まり 

9 731部隊組織表(横向)

10 陸軍軍医学校防疫研究室と石井機関のネットワーク

11 第11回日本医学会総会と軍陣医学部会 

12 第2章 「マルタ」 

13 憲兵隊と「特移扱」 

14 「マルタ」と「特移扱」 

15 朱玉芬の父と叔父 

16 第3章 731部隊の人体実験     

17 ペスト(黒死病) 

18 炭疽(Anthrax) 

19 流行性出血熱 

20 毒ガス実験 旧陸軍のアウシュビッツ 

21 毒ガス野外実験 

22 赤ん坊への凍傷実験

23 医学者たちの独走 

24 人体実験が結ぶもの 

25 細菌戦は行われた 

26 ペストノミによる細菌戦 

27 細菌の大量生産 

28 第4章 731部隊の戦後 

29 軍事裁判と戦後処理(横向) 

30 細菌戦部隊医学者の戦後 

31 細菌戦医学者の博士論文

 

 

32 陸上自衛隊の博士論文

33 第5章 731部隊を告発する 

34 戦争の語り部 篠塚良雄

 35 戦争の語り部 三尾 豊 

36 家永教科書裁判第3次訴訟 

37 軍医学校で発見された人骨

 38 731部隊国家賠償請求裁判 

39 細菌戦国家賠償請求裁判 

40 終わりに 731部隊を世界遺産に

 

 100部隊のパネル(A2版)

1 はじめに 

2 「はじめに」 

3 「日中戦争における人と馬」 

4 「戦争とは」 

5 「ジュネーブ議定書」 

6 「731部隊」と「100部隊」 

7 「侵華日軍第731部隊罪証陳列館」 

8 「僞満皇宮博物院」 

9 「日中15年戦争」 

10 「植民地支配

  

11 「外地」での戦争犯罪 

12 第1章 軍 馬

13 「軍馬:乗馬・駄馬・輓馬」 

14 「軍馬の徴発」 

15 「愛馬の見送り」 

16 「軍馬の位」 

17 「軍馬の改良」 

18 「軍馬の名前」 

19 「軍馬の訓練」 

20 「テッチン」 

21 「軍馬の世話・蹄手入れ」 

22 「馬の寿命と病気」 

23 「馬の伝染病」炭疽菌 

24 「馬の伝染病」鼻疽菌 

25 「馬学・獣医学の本」 

26 「麻布連隊と白雪号」

  

  
27 「敗戦後の軍馬①」

28 「敗戦後の軍馬②」

 29 第2章 100部隊 

30 「細菌戦兄弟部隊」 

31 「在満兵備充実ニ対スル意見 」 

32 「関東軍軍馬防疫廠」 

33 「100部隊所在地」

 

34「100部隊の隊長」 

35 「100部隊の細菌研究」

36 「100部隊の細菌製造部」 

37 「100部隊2部1科23号室」 

38 「関特演」と「100部隊」 

39 「三河夏季演習」 

40 「細菌戦 第6科新設」 

41 「100部隊での人体実験」 

42 「人体実験の犠牲者数」 

43 「アヘン・ヘロイン」 

44 「陸軍獣医学校」 

45 「100部隊」の終焉 

  

46 「100部隊」敗戦後の犯罪 

47 「ハバロフスク裁判」 

48 第3章 現代の課題

49 「戦前・戦中の獣医」 

50 「現代の獣医師養成」 

51 「熊本サンクチュアリ」 

52 「加計学園獣医学部」 

53 「何故 四国に?」 

54 「加計学園獣医学部」資料 

55 「検証 加計疑惑」(A2版ではありません) 

56 「100部隊」の亡霊

57 おわりに

  

58 「学習と謝罪」

59 「前事不忘」 

60 「100部隊」の新研究 

61 「100部隊」の新史料

 

  

 

62 「100部隊」の新展示

 63 おわりに 

 

 

(付録パネル) 1、細菌戦部隊の年表と戦後の流れ (A3版7枚)  2、細菌戦部隊の戦後 (A3版12枚) 3、元731部隊軍医と強制不妊手術 (A3版10枚) 

                       

   

5、タイトルパネル 

1 日中戦争における人と馬 A3×11 2列 白地 

2 日中戦争における人と馬 A4×11 2列 緑地 

3 731部隊 A4×5 黄地 

4 100部隊 A4×6 桃地 

5 侵華日軍第731部隊罪証陳列館 A4×15 2列 黄地 

6 偽満後宮博物院 A4×7 桃地 

7 前事不忘後事之師 A4×8 青地 6、

 

軍馬補助パネル(付録)

1 馬術教範 B4×8 黄地 

2 馬具解説 B4×9 表紙桃地1緑地8 

3 馬事提要 B4×12 桃地  

 

貸出要項(731部隊と100部隊野パネルを一緒に借りると16000円!!) 

1、パネル(A2版) 

①731部隊のパネル(40枚)・・・・・・・貸出料7日以内(10000円) 

②100部隊のパネル(62枚と他1枚)・・・ 貸出料7日以内(10000円)

 

 2、付録パネル 

① 細菌戦部隊の年表と戦後の流れ 

② 細菌戦部隊員の戦後                   
③ 元731部隊軍医少佐と強制不妊手術 

④ 731部隊南方作戦出発直前集合写真、毒ガス訓練写真 

⑤ タイトルパネル

⑥ 馬具補助パネル

 

 

 

※日数・規模に応じて、金額は相談に応じます。 
※他に「731部隊のパネル」(内容はA2 版と同じ、A3版 40枚) と

「細菌戦パネル」(A3版 79枚)があります

 

。   

3、模型・・・貸出料1台7日以内(10000円)

①生体解剖(62×82×高さ59)/cm 

②凍傷実験(82×72×高さ58.5)/cm 

③感染実験(77×74.5×高さ58.5)/cm ④毒ガス実験(90.5×75×高さ60)/㎝ 

 

 

※模型は、できましたら主催者団体が取りに来てください。 

 

※模型は、1993年製のもので壊れやすいので、取扱に注意してください。 

※送料は、主催者団体でご負担お願いします。 

※もし、破損した場合には、修理費用のご負担をお願いします。保険への加入をお勧めします。 

※お問い合わせは、080-4407-9554、nobu.goi@gmail.com


日本の中国東北侵略から91年
●『1931 満州鞍山守備兵 斉藤準太郎の日記』


二月二十日

午前七時起床 午前九時半炭坑下番 正午中隊に帰る 第二四列車春らしい陽気 零下十二度 予防接種の為帰隊 朝陽に心ゆくまでのびやかに春のような気分に浸った。晴天にて嬉しい。下番の日だ。旧正月の余波で第二四列車は二両のみの短い列車だ 
 矢張り支那人でも正月のみは家に在って心地よく正月を暮らすらしい。非常に暖かく耳覆も手袋もいらない位 春のように浮き浮きする。




軍都広島での物語

●原爆詩集
峠三吉
・・・一九四五年八月六日、広島に、九日、長崎に投下された原子爆弾によって命を奪われた人、また現在にいたるまで死の恐怖と苦痛にさいなまれつつある人、そして生きている限り憂悶と悲しみを消すよしもない人、さらに全世界の原子爆弾を憎悪する人々に捧ぐ。


炎の季節

しかし
一九五一年
きょうも燃えあがる雲。
それをかすめ
ふわりと浮遊する
たしかにあれは 白点二つ、
あ・あれだ!
地球の裏から無線でひもをつけた
原爆効果測定器の落下傘。
おれたち
ヒロシマ族の網膜から
消えることのない
あのあさの
らっかさんが
ふうわりと
雲のかげで
あそんでいる。











●『細菌戦部隊』
731研究会編  1996年9月(核時代51年)初版発行


Ⅲ 細菌戦部隊の周辺

BCG注射という人体実験
中国で日本人学童に行なわれた人体実験

内海寿子(うつみとしこ)
吉林市在住国民学校児童
〈経歴〉
1932年生まれ
1944~1945年 “満洲国”吉林市在住
1946年帰国
■この証言は1993年7月の聞き取りをまとめたもの。

解説―現代医療と731部隊(山口研一郎)

 1980年代初頭より半ばまでの間、ミドリ十字は安い血液製剤の薬価差益により莫大な利潤を生み、安部らは巨大な資金援助を受けていた。このような政・財・医一体となった医療犯罪は、731部隊なくしてはあり得ない。731部隊の影がこのシナリオを作り、「弱い立場の人々」を犠牲にした医学(人体)実験を行なったのである。この実験の“成果”をもとに、現在ミドリ十字は、50億円の巨費を投じ、アメリカの研究機関に委託し、エイズ治療薬を開発中である。これが完成した暁には、同社はその特許権を得て、数兆円の巨利を生みだすだろう。


●『論争731部隊』
松村高夫編
核時代49(1994)年4月発行

はじめに

●法廷での証言と第2審判決

 1993年10月20日、東京高等裁判所で第2審(控訴審)川上判決が下った。南京虐殺と日本軍の婦女暴行については勝訴したという一定の前進もみたものの、731部隊に関する限り敗訴であった。家永は直ちに最高裁に上告した。判決理由は実質わずかに1頁であり、理由らしい理由も示されずに国側の言う「時機尚早」論を繰り返したに過ぎなかった。731部隊に関しては、明らかに第1審の加藤判決より後退している。









●毒ガス戦

『毒ガス戦と日本軍』
吉見義明(2004年発行)




Ⅰ 第1次世界大戦の衝撃 1915―1930

1、毒ガス開発の開始

第1次世界大戦
 さらに1917年7月12・13日には、ドイツ軍はイープルの戦場で初めて糜爛性ガスのイペリット(マスタードガス)弾5万発をイギリス軍に対して発射した。この攻撃でイギリス軍兵士の多くが失明し、皮膚に水泡ができ、肺炎になり、重症の者はやがて死亡した(死亡率は約3%だった)。
 1918年7月には、ガスマスクを透過するガスとして開発された嘔吐性ガスのジフェニールシアンアルシンが、ドイツ軍によって使用された。



 

 



海軍の相模海軍工廠跡を訪ねて(2022年4月9日)

日本は海軍も毒ガスを製造し、本土決戦に備えていた!!

碑文

ここ旧西寒川駅跡に佇んで東を望み、更に南に目を転ずるとその視界に工場群が迫る。 そこは、かつて多くの仲間が営々と働いた相模海軍工廠(昭和20年敷地704,000m2)の跡地である。往時を偲べば、先人や友の姿が彷彿と甦り、懐旧の想いひとしおである。
第二次大戦後工業立地に恵まれた跡地は町発展の礎となり、今日の繁栄をもたらした。 いま大地に大地に深く根差した緑に世界の平和を願い、国土の安隠を祈る。

建立  相廠会 及び 協力企業  昭和63年春



A事案区域内における土地改変時の対応について より
*A事案区域とは、環境省が平成 15 年に実施した<昭和 48 年の「旧軍毒ガス弾等の 全国調査」フォローアップ調査※1>において終戦時における旧軍の化学兵器に関連する情報を集約した結果を踏まえ設定したA事案(毒ガス弾等の存在に関する情報の確実性が高く、かつ、地域も特定されている事案)に該当する区域のことです。具体的には、以下の3区域となります(図1参照)。
①旧相模海軍工廠跡地(神奈川県寒川町内)
②旧相模海軍工廠化学実験部跡地(神奈川県平塚市内)
③ 旧陸軍習志野学校跡地(千葉県習志野市・船橋市内)



・『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店 1995年発行)

第12章  癒しがたい傷


毒ガスの焼却

ウィリアムスの命令により、島の労働者たちは次々に呼び戻され、各地に分散していた毒ガス缶を集め始めた。もともと、こうした毒剤は労働者たちの手で1㎏、また1㎏と製造されたものだったが、一体どのくらい製造されたのか、労働者たちにもはっきりわからず、山のように積まれた毒ガスを見て、彼らですらびっくりしたのだった。外地に運んだのは計算に入れず、島に残ったものだけでも2千数百トンあったから、労働者たちが元から毒ガスに対してある程度の恐れを抱いていたとしたら、今では彼らの中の多くの者が、既に単純な恐怖からさらに踏み込んだ思考へと移っている。


村上初一さんが言ったように、労働者として、仕事の過程で必要な保護施設があり、管理も大変厳重であったのに、なおあんなに多くの被害者が出たのだから、これほど多くの毒ガスが武器として製造され戦場で使われたなら、何らの防御装備もない軍隊や市民に対して、どれほど多大な被害を引き起こしただろうか、ということである。
 島に残された毒剤をどう処理するか。当時これは難題であった。理論的に言って、化学毒剤に対する処理で、科学的かつ信頼できる方法は、これを無害にしてしまうことである。



核時代39年(1984年)5月初版発行

●『三光』     中国帰還者連絡会編
核時代39年(1984年)5月初版発行


日本鬼子(リーベンクイズ)

焼け火箸ー拷問の挙句に斬首

佐藤五郎
分隊員 上等兵
(旧部隊名)第59師団第109大隊


 男は青山に目を向け、また何か話した。隊長の青山に斬ってもらおうというのである。それを聞いた通訳は・・・・・歯をぎりぎりさせ、「なに、この野郎」もつれた口調で近寄った。それを見た青山はニタリと笑うと、「待て、いい度胸だ」青山は軍刀を震えながら抜いた。軍刀を抜く青山を見た農民風の男は微笑を浮かべると、真剣な顔に戻り、何か歌か詩か・・・・と思われるものを歌い始めた。高田は青山が軍刀抜いたのを見ると、やかんの水を軍刀に流した。
 パシャ、パシャ、首を切る刀の流水が不気味に音を立てる。佐藤1等兵は水の音を聞きながら、「この野郎、往生しろ」外した手ぬぐいでまた目隠しをし直した。




●情報公開裁判
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?



『日本の国家機密』(現代評論社刊 1972年初版発行 )
            藤井治夫著

第2篇  自衛隊の機密
第3章 防衛力整備
2、年度業務計画と予算

予算関係秘密文書

業務計画にもとづいて編成される軍事予算は、国会に提出される政府予算案と関係文書によっては、ほとんどその内容を知ることができない。防衛庁が例年、両院予算委員会へ提出するのは、「予算要求の大要」と題する20頁ばかりの資料だけである。これは大蔵省の作成文書を一般向けに作りなおした広報的性格のものにすぎない。こうした貧弱な資料で予算審議が行なわれてきたこと自体、国会の権能と財政民主主義の原則が全く形骸化していることの証明である。




●『BC兵器』久保綾三著(1969年)

Ⅲ 日本における生物・化学兵器の歩み

1、 生物・化学兵器の開発の歩み

石井部隊と細菌戦
 実験の犠牲者は満州人、中国人、白系ロシア人が主であったが、特設班員がハルピンで憲兵隊や特務機関員から引き取り、窓のない黒い輸送車で特設監獄に運び込まれた。
 実験で殺された死体は、灰になるまで焼却炉で完全に処理され、残虐行為が地上に残らぬように配慮されていた。被実験者は背中に番号を付けられ、マルタ(丸太)と呼ばれていた。マルタの取り扱いは、高度の機密を要したので、部隊長は郷里から志操堅固な壮丁を選び、兵役を免除し軍属として勤務させている。



●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)吉田裕監修 2001年ピュリッツァー賞受賞

※昭和天皇は、平和主義者でもなんでもなかった。好戦的であり、常に軍部に色々と指示を出していた!!

戦後補償問題に国家無答責という天皇主権の明治憲法下の原則を適用するな!!




第1部 皇太子の教育
1901(明治34)年―1921 (大正10)年


第2章  天皇に育てる



 白鳥は、明治期の1880年代初期から公教育制度のなかで教えられてきた「国体」観念を皇太子にも植えつけた。そこでは、歴史教育は建国神話から始められなけれならなかった。皇統の神的起源の観念を強調し、それを日本人の民族的優越性と均質性に結つけることで、白鳥は日本史を多少とも客観的に論じる視点をつみ取った。戦前天皇制イデオロギーのこれらの鍵観念は、皇太子裕仁の精神形成のうえで決定的な要素となった。