「超」速読勉強法 (成美文庫)/椋木 修三
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好きだよね
また速読法 速読法の本を読んでいるだけで速読が出来るわけではないというのにね
関係ないけど私の父親は山のようにゴルフの本を読んでいるにも関わらずとてもゴルフは下手でした。
本だけ読んで終わったような気になっているのは遺伝かもしれません。

この本で付箋を貼ったところ
・年齢と共に衰えるので、日常から動体視力を鍛える。たとえば電車の枕木を見るとか、歩道から自動車のナンバープレートを読み取るとか
・速読は同じペースで読むのではなく、緩急をつける。ダッシュするところもあればゆっくりと歩くところがあってもいい
・一冊を一分で読む「パラパラ読み」も予習や復習では有効
・図書館の本を読まずに返すのであれば、W字型蝕指速読で10分間前後で読むっていうのも有効。全く読まないで返すよりよっぽどいい
・人間は忘れる生き物、24時間後、3日後の復習が大事 教科書などは1年間でじっくり読むより、何度も何度も繰り返して読んだほうがいい
なんてことが書いてあります。

今までの速読法より実践的で取り組みやすいような気がします。


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地球最後の日のための種子/スーザン・ドウォーキン
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植物の種子 そしてその「遺伝資源」を保存する
非常に地味な作業で、研究者さえ敬遠する作業です。
しかしながらこの作業が「世界中から飢えをなくす」大切な作業なのです。
た とえば、現在栽培されている小麦の多くは、品種改良を重ねた種で、世界中で同一種が栽培されているため、ひとつの病原菌が発生すると全滅する恐れがあるの です。1999年にウガンダで小麦に発生した黒さび病は突然変異で生れた新種の病気 「Ug99」で、世界中の小麦に大幅な害を与え、飢餓が蔓延しまし た。
そんな事態に立ち向かうには、様々な品種を掛け合わせて、品種改良を行い、その病害に強い小麦を開発するしかありません。そのときに必要なのは「遺伝資源」なのです。
この時「遺伝資源」の保護のため世界中から種子を集め、北極圏の凍土の地下に200万種の種子が保管されているジーン・バンク設立のために身を費やした植物学者、ベント・スコウマンがこの本の主人公です。

この本はスコウマンの暖かい人柄と波乱万障な人生で、種子を保護するという地味な仕事が魅力的に語られています。
しかしながらひとつの科学者の物語ではすまされない多くの問題を提示しています。
種子を国家の財産とする国家。
種子あるいは遺伝的特徴に特許権があると訴え、それを独占しようとする企業。
品種改良と農薬で世界の飢饉を救った”緑の革命”を否定する、環境保護者。

2007年から2008年にかけて、主に食糧価格の高騰を原因とし、1億1500万人もの人が新たに飢餓に陥りました。現在、世界の飢餓人口は10億人近くにまで上っています。世界の全人口のうち、およそ7人に1 人が飢えているのです。

何を大事するのかよく考えれば、解決する方法もある思うのですが、各国や企業のエゴが障害になっているようです。

引き続き考えたい話です。

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手作り弁当を食べてる場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)/日垣 隆
¥760
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タイトルに騙されて買ってしまいました。
タイトルが「手作り弁当を食べている場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋」。うまいタイトルですよね。
でも中身は「日刊ゲンダイ」や「文芸春秋」で掲載されたものの再編集のようです。この本がそのまま書き下ろしで「格差社会を生き抜く処方箋」ってわけではありません。
内容が格差社会とは関係のない章もあり、少しタイトルを盛ってるって感じです。
でも騙されて得するってこともありますよね。
気にいったタイトルを取り出したでけでもこれだけあります。

・「コンプライアンス」主義は本末転倒だ
・集中力を高める「一〇分間砂時計」のすすめ 
・「あるある大事典」だけが悪かったのか 
・死亡時に口座を凍結する銀行は野蛮だ 
・睡眠障害を克服する三カ条とは 
・羽生善治さんの勉強法は参考になる
・銃社会を非難するだけで良いのか
・中高年のウェストポーチは見苦しい 
・セックス回数の国際比較は疑わしい

さて肝心の 「手作り弁当」の話なんですけど
これはなんと最後の最後「あとがき」で登場します。

手 作り弁当を食べてる場合である。外食をするサラリーマンは、昼食代だけでなく、外に出て店で料理が出てくる時間さえも無駄にしている。手作りの弁当を 持っていけば、お金ばかりか時間も節約できるのだ。このような日常にできることをやることが、どうにもならない世の中のあれこれを嘆くことよりも、真っ先 にすべきことである。

なんてその通りなんですよね。
そしてほとんどの外食が不味くて、安い油まみれです。
逆にまともなものを食べようとすると1000円もするんですよね。
本当に時間とお金と無駄です。
このあたりをついてくるのは日垣さんのうまいところです。

てなわけで楽に読めて、何箇所も役にたつ日垣さんの本は騙されてもお得です。


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また「親父 手作り弁当」に挑戦しようかなぁ。