手作り弁当を食べてる場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)/日垣 隆
¥760
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タイトルに騙されて買ってしまいました。
タイトルが「手作り弁当を食べている場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋」。うまいタイトルですよね。
でも中身は「日刊ゲンダイ」や「文芸春秋」で掲載されたものの再編集のようです。この本がそのまま書き下ろしで「格差社会を生き抜く処方箋」ってわけではありません。
内容が格差社会とは関係のない章もあり、少しタイトルを盛ってるって感じです。
でも騙されて得するってこともありますよね。
気にいったタイトルを取り出したでけでもこれだけあります。

・「コンプライアンス」主義は本末転倒だ
・集中力を高める「一〇分間砂時計」のすすめ 
・「あるある大事典」だけが悪かったのか 
・死亡時に口座を凍結する銀行は野蛮だ 
・睡眠障害を克服する三カ条とは 
・羽生善治さんの勉強法は参考になる
・銃社会を非難するだけで良いのか
・中高年のウェストポーチは見苦しい 
・セックス回数の国際比較は疑わしい

さて肝心の 「手作り弁当」の話なんですけど
これはなんと最後の最後「あとがき」で登場します。

手 作り弁当を食べてる場合である。外食をするサラリーマンは、昼食代だけでなく、外に出て店で料理が出てくる時間さえも無駄にしている。手作りの弁当を 持っていけば、お金ばかりか時間も節約できるのだ。このような日常にできることをやることが、どうにもならない世の中のあれこれを嘆くことよりも、真っ先 にすべきことである。

なんてその通りなんですよね。
そしてほとんどの外食が不味くて、安い油まみれです。
逆にまともなものを食べようとすると1000円もするんですよね。
本当に時間とお金と無駄です。
このあたりをついてくるのは日垣さんのうまいところです。

てなわけで楽に読めて、何箇所も役にたつ日垣さんの本は騙されてもお得です。


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また「親父 手作り弁当」に挑戦しようかなぁ。