バイアスがかかってるんだろうけど、こんな塵の住処で鼎の軽重を問うなんてことはよしなよ | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

六日(土)
なかなか生きた心地がしなかったが、よく考えると、発覚しようがないし、したところで大したことではない。
午前三時すぎに寝る。

午前十時前に起きる。休日。買い出し。
K田サンの小説を読む。え、全然悪くないじゃないか。この先の展開がどうなるかは置いといて。
調べているうちに、またも血の気が引く。最悪だ……。しかし、もし問題視されたとしても、個々で問いただされるだろう。自分のやつを得るため、だがなかなかうまくいかず、他でいろいろ試していた、と言い訳が立つ。それを入手したのはたまたまそれだった、というだけの話。それに、他にもいろいろ入手している。時系列の矛盾があるが、あくまですべて自分のやつを得る前に試していた段階での話だったといえる。一日おいて、大昔のやつを手に入れたのは、たんに懐かしくて欲しかったから、で問題ない。はあ……。というか、大丈夫でしょう。気にしすぎだ。こんなもん、気にするとしたらずっと気にしていかないといけないし、もう対策は練っておいたのだから、あとは一旦忘れて生きることだ。バレたらバレたで、そのときに思い出せばいい。じゃなきゃ人生、楽しくない。忘れよう。一旦、なかったことにしよう。しかし、もちろん反省はしている。ごめんなさい。たぶん、何も起こらない。起こらないだろうに、わずかでも可能性のある最悪の事態を想定し、激しく気を揉んでいる。つまり、これは自分で自分を罰しているのだな。充分に罰は受けたよ……だから許してくれ。ゆっくりとした気持ちで本を読ませてくれ。ああ、最悪の週末だよ。最悪の事態ってなんだろ。もうええわ。

七日(日)
午前零時半に寝る。

午前十時に起きる。休日。
あとは時間が癒し、解決するのを待つのみか……。
勉強会。僕の小文は、まァ、まずまず。一番感触のよかったのは職業モノで、初の女主人公に挑戦することになりそうだ。OH賞が来年までないというと、じっくり一年かけて短編を仕上げるのもいい、とセンセにいわれる。たしかにそうだ。長編にこだわりすぎていた。別に長編を書くのが義務ではない。
やはりK田サンの小説はセンセからも高評価だった。
なつかしの地下の純喫茶、メシ。
金曜深夜における、僕の過ちを打ち明けて相談。おそらくログ確認してまで見られないし、発覚したとしてもおそらく見逃されるし、指摘されたとしても言い逃れできるし、そもそも指摘するほうもしづらいだろうし、大丈夫だろうと。気持ちが少し軽くなる。
もっと楽しいことを考えよう。K田サンとともに、破れないルールを決めたのだ。後ろめたいことは何もなくなった。

八日(月)
午前一時前に寝る。

午前八時前に起きる。小雨。仕事。

九日(火)
午前一時前に寝る。

午前八時前に起きる。暴風雨。仕事。
気づけば、ER賞はダメだったらしい。なんでい。OSB賞はまだわからんが、賞金で特別視していたのに、賞金賞が他にも乱立されはじめていて、萎える。どないやねん。一から新作がんばろ。
ダイナミック・ジュコーを思い出す。梁石日を思い出す。高丘親王航海記を思い出す。
もうさ……好きなように書こうや。好きなもんを書くんじゃなくて、なんでも好きなように書く。パワフルな小説を。

十日(水)
午前零時半すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
資料を読み込むのはジュコーもカゲキも同じだ。横着して物は生み出せぬぞ。
日頃のおこないがわるいのか、買ったばかりのジッポーを一度落としただけで、一発でメタルが剥がれた。笑っちゃうよね。
K田サンからライン。例のDLの件について。そういえば、なんとか命拾いしたようだ。

十一日(木)
午前零時半すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
城戸喜由『暗黒残酷監獄』を読む。
家族の崩壊と再生の物語。要は、なんでもアリなんだね。

十二日(金)
午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
OSBが沈黙している。やれやれ、まったく……アテにならぬ。そんな適当なことをしていたら、志望者も離れていくぞ。
もはや、ないものとして、ニュースを追うのはやめにしよう。あれば、向こうから来るのだから。
それよりも、やらねばならぬことがある。