あやめもわかず、等質にアニミズムを信じた挙句に病膏肓に入ったので、落ち穂を拾いました | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

二十三日(土)
午前三時すぎに寝る。

午前十時すぎに起きる。雨。休日。
麻酔科。肩にトリガーだけもらっておく。
買い出し。いろんな本がある……。焼き直しとか続編とかじゃなく、まったく新しいものを志向すべきかな。
夜、ふたたび電話。

二十四日(日)
午前二時半くらいに寝る。

午前十一時半くらいに起きる。雨。休日。
MSMと会う。甘味をいただき、メガネ、本屋、無印……。夕方には解散。はてさて。
ゲームはしちゃっているのだが、ようやく納得のいく勝ち方ができるようになってきた。ブタリーチ専門であることを思い出したのだ。自分の手に未練がないから、おのずと相手の手をよく見るようになるんだな。
そんな中、小説のことも考える。S氏の作品群にヒントを得た。まず第一に、人物の大きな要素として〝職業〟があるということだ。それすなわち、社会における位置づけである。センセの教えも思い出す。同じ職業の人間を書くな、という。
思えば、傾城ライターはまだ書いていなかった。そして趣味がばくち。うむ、ピッタリだ。ここから、明日から一週間、試しにひろげてみようか。

二十五日(月)
午前一時くらいに寝る。

午前八時に起きる。小雨。仕事。
傾城モノで考えようとしたが、はてさて、どうしたものか。さっそくつまずく。そう簡単にはゆかぬ。
なんか、ひさびさに時代モノが読みたい気分になった。
逢坂剛『百舌の叫ぶ夜』を読む。
都内で起きた爆弾の爆発事故。テロリストと思われる男は爆死。そして巻き添えを喰って死んだ女は、公安刑事の倉木の妻だった。政治的陰謀と警察内部の権謀術数。複雑に入り組んだサスペンス。
MSMと電話。あらいざらい、ウィークポイントをぶちまけてみる。通過……?

二十六日(火)
午前一時くらいに寝る。

午前八時前に起きる。雨。仕事。
まさかのMSMと切れる。わからんもんやね。

二十七日(水)
午前零時半に寝る。

午前八時に起きる。雨。仕事。
にっちもさっちも。やっぱり原点に戻るか……。どうやったらできるか、じゃなくて、どうやったら面白いか、という客観的視点を忘れないように。

二十八日(木)
午前零時半すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。雨。
とんでもない鼻炎。おそらく花粉症。

二十九日(金)
午前零時半すぎに寝る。

午前七時半に起きる。なぜか早起き。鼻ズルのためか。仕事。
思えば、具体的なことは何もしていない一ヶ月であった……。調べものもしていないし、実際に書き殴るわけでもない。ただ、面白そうな本を読みながら、ひらめきを待つ日々。それじゃずっと止まったままなんだよ。天啓やひらめきなんてないと思え。ジタバタもしてないじゃないか。ジタバタが本業と思え。
一足飛びの成長はないぞ。モラも山越も慰霊も、なんだってそうだったろう。時間はかかる。意外と早くできたら儲けものくらいの感覚だ。
さて、ひどい一週間だった。なんだかな、先々のことも見越して考えると、トリック練るほうがいいんじゃないかとも思う今日このごろ。来週の勉強会、どうすっぺかな。