助成制度の紹介を「(医師)自分からは紹介しない。(9.0%)」。ちょっとびっくり。 | 心模様とガラス玉演戯(役立つ心理ポイント)

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ご存じですか? 改正難病法
https://medical.jiji.com/news/58635
(抜粋)
 2022年12月に改正難病法が成立した。指定難病患者に対する医療費助成の開始日は、従来の「市区
町村に申請した日」から「難病が重症化した日」に前倒しされ、患者の医療費負担が軽減された。しかし、難病指定医/協力難病指定医の24%は法改正点を認知していないことが、日本ベーリンガーインゲルハイムが行った医師調査で浮き彫りとなった。

日本ベーリンガーインゲルハイムは、特発性間質性肺炎(指定難病85)の治療環境整備に関する知見を得るため、医師および患者を対象にインターネット調査を実施した。




対象:医師200名
②患者への医療費助成制度の紹介状況、
・重症度に関わらず指定難病の患者さんには必ず紹介する。(26%)
・要件を満たす可能性がある患者さんに紹介する。(52%)
・確実に要件を満たすと判断した患者さんに紹介する。(13%)
自分からは紹介しない。(9.0%)


ここでの調査は、指定難病の特発性間質性肺炎(指定難病85)に限った調査ですね。
「自分からは紹介しない。(9.0%)」はちょっと驚きます。
ただ、冷静に考えると、何かしらの理由があったり、病院の看護師やソーシャルワーカーなどに任せているのかもしれません。
それに、説明すると言っても、どのレベルでと思います。
医師も一人の患者に多くの時間は使えないでしょうし。
まぁ、患者側からは、説明されてもすぐには飲み込めないし、急に言われると誤解してしまうかもしれません。丁寧な説明はコ・メディカルの仕事かなと思ったりします。

世の中には、関わらなければ知らない制度や資格だらけです。
職種によって、重要な制度が違いますね。

そして、制度も資格も少しずつ改正していきます。
だから、専門科といえど、情報のアップデートが必要です。
制度を利用する側のアップデートが必要なこともあります。

また、医療や福祉に関することであれば、わりと市町村の役所で専門部署があるので、
困ったら相談するのがいいかと思います。

 

聞き流しメンタルヘルスです。よろしければどうぞ。