心の中心で「ありがとう」と叫ぶ? | 心模様とガラス玉演戯(役立つ心理ポイント)

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交流分析やサイコドラマ・心理学について書いています。また、好きな本の引用など。

ラジオはあまり聞かないのですが、それでも時々耳に入ってくることがあります。

番組のあるコーナーで、肩書きは忘れましたがある女性が訓話めいたことを話していました。

要約すると、「怒られたときは、心の中で『ありがとう、ありがとう』といいなさい」ということでした。番組の司会者が「そうすることで、相手に悪い感情をもたずに、人間関係がスムーズになりますね」と迎合するような解釈をしていました。

本当か?

ただ、先に言っておくと、私自身は怒られたり注意を受けたときに、最終的には「ありがとうございました」ということは結構ある。本当に「ありがとう」と思うなら、心の中ではなく、言葉にしたらいい。
心の中でいくら「ありがとう」といっても、自分の気持ちでないならば、自分を安易に裏切ることではないかと思う。それは、真剣でも誠実でもない。

怒られる内容によるのだ。

些細なことや、個人的な嫌みなどには、「ありがとう」なんて思えない。TPOに応じて、反論したり、怒ったり、無視したり、聞き流したりする。

また、人間関係がうまくいくことが至上のことである場合もあるかもしれない。けれどもそうでないことの方が、私には多いように思う。結果が大事であったり、その場の人間関係よりも自分が大事である場合もある。

怒られたり、注意されて、それに対して悪意をもって行動することがなければそれでいいと思う。まぁ多少の悪意はあってもいいいけど。無闇にありがたがる必要はない、と思う。

ラジオは言葉だけで伝えるし、無音は放送事故になる。誰かが絶えず喋っていないといけない。そして聞いていると、言葉の感覚が自分と違ったりするとことも多く、私にはストレスになる。だからあまり聞かない。

「ありがとう、ありがとう」とは思えない私でした。

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