何もしていないのに、
心に響く言葉に涙が止まりません。
9月の上旬。
プライベートでも仲良く付き合っていて、よく飲みに行く関係です。
そんなマネジメントを伝えたクライアントさんから、
「椎名先生のおかげで会社が潰れなくてすみました・・・」
と言われました。
私が伝えたのは会社を成長させる知識だけ、
頑張ったのは、もちろん、クライアントさんです。
10月12日。
コミュニケーションをお伝えした参加者から、
「椎名先生のおかげで娘の【拒食症】が直りました。
娘の人生。
私の人生。
家族の人生を明るくしてくれました。
ありがとう・・・」
と言われました。
私はお母さんの内的問題を焦点化しただけ・・・
気づかせただけ・・・
お母さんが気づき、内的問題を自ら解決しました。
そして、娘さんの問題を解決に導いたのもお母さん。
倒産を防いだのも、
娘の病気を治したのも私ではありません。
現場で頑張ったのは私ではありません。
でも、そんな感謝のメッセージを頂くと、
天職にめぐり逢えた喜びを感じます。
10年前までは、
集客アップ、
売上アップ、
利益アップ、
目先の利益だけを考える自分がいました。
もちろんコンサルタントとして、
それを追求することは大切です。
でも、それらは結果です。
そうです。
高い志をもって組織・仲間と成長し、
貢献した結果です。
しかし、残念な事があります。
今でも、結果にだけ拘るやり方をする方が多すぎることです。
ある研修会で【経営の父】ドラッカー氏から学んだ質問です。
A:30人のクラスを受け持ち、20人に学びを与えられるクラス。
B:60人のクラスを受け持ち、28人に学びを与えられるクラス。
あなたは、どちらのクラスがより高い生産性と考えますか?
どちらの結果をつくるクラスを尊重しますか?
A?
B?
もちろん、良識あるあなたは、Aを選択したことでしょう。
なぜならば、あなたに子どもがいたとしたら、
どちらのクラスに子どもを通わせたいですか?
それでも、まだBを選択しますか?
それでも、Bを選択したあなた?
質問を少し変えてみましょう!
A:30人の手術をして、20人を成功させる外科医。
B:60人の手術をして、28人を成功させる外科医。
あなたが外科手術を受けるとしたら、
どちらの外科医から手術を受けますか?
いかがでしょう!
全員がAを選択することでしょう。
結果を手術した人数にするのか?
結果を手術の成功率にするのか?
そうです。
参加者、クライアントへの貢献を結果としなければ、
参加者にとってあまり意味がないのです。
それでも、世の中のコンサルタントと呼ばれる方や、
NLPを教えるトレーナーの中には、
集客数の自慢。
売上げの自慢。
利益の自慢。
Havingレベルばかりを自慢する方が多いような気がします。
残念です。
そんなことでは、組織、スタッフ、ビジネスは上手く行かないのに・・・
早く気づいて下さい。
今、私がコンサルタントを選ぶとしたら、
もし、今、コミュニケーションを教えてくれるメンターを選ぶとしたら、
Havingレベルを満足させる方は選びません。
そうです。
Beingレベルをアプローチできる方を選びます。
誰しもHavingレベルの満足を求める時期があるのかも知れません。
(私もそんな時期がありました。)
そして、経済的な豊かさを手に入れることは良いことです。
しかし、
Havingレベルだけを満たす時期は、出来る限り早く卒業しましょう。
なぜならば、それでは自分の心が喜ばないからです。
Havingレベルだけを求めると次のような症状が起こります。
>一致感が感じられない。
>一所懸命仕事をしているのに相手が変化しないので疲れる。
>どんなにお金を稼いでも満足出来ない。
>長いつき合いの友人や信頼出来る仲間がつくれない。
>ステータスや見栄を張ることばかりに目が向く。
>気が付くとお金の話ばかりしている。
>仕事が上手く行ってもプライベートが上手く行かない。
皆さん。
Beingレベルをトレーニングしましょう。
物質的な豊かさよりも、
心の豊かさを考えましょう。
もっと、楽しく、今を過ごしましょう。
そして、楽しい毎日を過ごしましょう。