円ドルマン、調子に乗る | スピカの住み家

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気まぐれで更新します

最近また例の円ドルマンが香ばしくも投資の話をしていたので、またちょっと書きます。今回は注意喚起の面が強いです。


とある日の仕事場、お昼過ぎ。暇を持て余しにきた円ドルマンと、仕事中にもかかわらずデイトレをしていたA氏が投資の会話をしていました。


しばらくしてA氏が「今日は負けました。1760円の損切りです」と、きっちり損切りしたよ自慢したときのこと。


円ドルマンはそれを聞いて「明日になったら上がるんじゃないの」と、損切りしたことをもったいなく思うような旨の発言をしました。


A氏は「明日上がったとしても、もう今日の分は終わったので」と事もなげに返答。持ち越さないことを伝えました。



さて問題です。この短いやりとりの中で、投資初心者ポイントがあります。どこでしょう。

1760円という額のショボさ? 後場になってもデイトレしている?



答えは円ドルマンの発言。今日の終値がダメでも、明日に上がるかもしれないと思うことです。


いやこれめちゃくちゃいるんです。きっと投資経験者なら誰もが思ったことがあるし、私だってよくやりました。つまり、デイトレ目線で入ったつもりが切るに切れず、ずるずると持ち越して時間軸がぶれてしまう現象です。次第に強制スイング、逃れられぬ長期、塩漬けへと育っていきます。気づけばポジションにそういった銘柄が増えていきケルベロスへ…ああ恐ろしい。


もちろんそれが成功することもあります。ですがそれには運が必要ですし、デイ目線で入ったのなら大体危険行為です。翌日に出来高減少なり大口の売り抜けなりで状況が悪化するのもよくあること。グロースや小型株、仕手株は特にそうですね。仮に上がってきたとしても同値付近で利確してふーやれやれと思い、次の日またさらに上がったのを見て悔しくなって再度入り直したらまた暴落して無事塩津かずお……ここまでが七手一組ダンスの歩です。


その点、A氏の判断は賢明です。でもマクロ目線では愚かだった。私がいなければこうやって晒されず上にも報告しなかったのにいやなんでもない。



さて、

円ドルマンは仕事を辞めた身で、まとまった退職金も入り暇な時間が増えているようでした。恐らく株式投資をやり出したのでしょうかね。


こういう老人がですね、投資の闇に飲み込まれてしまうんです。「いや俺は普通の人より頭がいいから大損になる前に回避できる」と思っている人ほど危険です。ついでにプライドが高いと益々危険ですね。

自分が損をした事実を受け入れられず「読みではここから上がるんだが」と思い続けてケルベロス。要は下手に過信してしまうんです。

円ドルマンは全部そんなパターンに当てはまる、まさしく投資で大損しそうなタイプだったんですね。


円ドルマンの発言もちょっと紹介しましょう。


「私の知っている投資で詳しい人が、桐谷さんは素人だって言ってましたよ」

「桐谷さんって株主優待だけで売買はしていないんでしょ」


まあこれはよくある「〇〇が言っていたから」理論ですね。性格の悪い円ドルマンの場合、誰かの意見に見せかけた自分の意見の可能性もあります。

後者の発言についてはA氏も否定していましたが、桐谷さんを優待だけ持ち続ける人と思う方も意外と多いです。普通に売買も報告していますし、完全放置できる銘柄もそうそうないですし。優待は持つだけで一生値動き見ないと思っている方は優待エアプ勢です。


私の見解ですけど、桐谷さんを素人扱いするって相当できないですよ。少なくとも円ドルマンはやっちゃいけません。いるんです。利益出したあとに気が大きくなってしまう方。アマ初段〜二段が偉そうにプロの将棋を語ってしまう現象とそっくりです。


さて円ドルマンの明日はいかに。さーて来週の話は


・先物売りでリスクヘッジ!

・円安だから米国株がお得!

・ハイレバFXデモトレで損切り練習!


の三本です。


……いけないいけない。私の立場(資格をとっているのだえっへん)はそういう人を生まないよう導くことにあります。今回は円ドルマンを例に出しましたが、同じような60代以上の方はお気をつけてください。将棋全然関係ないブログになってきた。