赤旗名人戦 | スピカの住み家

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気まぐれで更新します

久しぶりに書きます。去年の内容ですが…


赤旗の県大会が10月にありました。予選をヨレヨレで通過して、県大会はどんなレベルなのだろうと思っていたのですが、やはり高いものでした。


今回は赤旗なのでいつもと運営が違っていました。なのでなんだか新鮮な感じ。
開会式で「初戦はクジで決めます。運が悪いといきなりEさんと当たることになりますからね」と運営ジョークも飛び出したところで、大会が始まりました。


1R

さて、その運の悪い人は誰かというと、私でした。見てるか運営ー?これが運の悪い人間だぞ!


ただ、私としては運が良かったと思っていました。


Eさんとは3局目。当然勝ったことはありません。私が将棋を始めたときに、既に県内でトップに君臨していたEさん。埼玉の羽生さんなんて私は思っているんですけれどね。その方と指せるのは嬉しく思いました。



将棋は相穴熊に。
後手が私。
{E3247FE4-7718-4548-9D01-383D71155885}


1筋付近を中心に読んでいたらここで▲5七飛。完全に見落としてました。せっかく飛車を押さえ込んでたのにこれでもう構想がめちゃくちゃですわ。△5七同角成は▲2二歩で死にます。負けたと思いました。

とっさに△2二銀と打ちましたが、これがしぶとく、難解になったようです。▲6七飛△3一銀▲6六飛と角を二枚取られてしまいますが、直後に△2六歩があるのでなかなか大変。

本譜は▲2二同竜△同角▲2六歩△4九角成と進み、最後は一手勝ち。長手数の詰みを読みきって勝ちきることができました。




さすがにこれは自分でも驚き。ヒカルの碁の奈瀬じゃないけど、たまにこんな将棋が指せるからやめられないのよね。小学生の頃から目標にしていた方に勝てたので、感無量でした。このまま大会を抜け出してもよかったですね。クレヨンしんちゃんの剣道編みたいな。

ちなみに運営に結果を報告したら二回「Eさん勝ちね?」って言われました。しょうがないね。




2R

相手はSさん。
対角交換四間飛車になり、こちらは銀冠に。相手が銀冠に囲おうと△8三銀とした瞬間に戦いを起こし、一直線の変化になりました。最後は囲いの差が出て勝利。

もうこれで負け越しはなくなり、あとはもうのびのびとやろうと。満足でした。


3R

相手はFさん。初めての対戦。

棋譜をとってくださるとのことで、この時点で負けは確定したのですが、せめていい内容で負けようと思いました。

棋譜を取ってもらったときの勝率はですね、まあひどいんですよ。小中学生の棋譜は勝ってるのもあるんですけど、大学生以降は1勝N敗だったような。唯一勝った対局もなぜか県連に載らなかったあたり、そういう人生なんだと思いましたが。


今回は雁木を選択。プロ間で流行っている作戦ですね。私もプロの将棋に詳しいほうだと思うので、知識の差で勝ってやろうと思いました。ただ、お相手の方も関係者だったがゆえに意味がなかったという…


しかも個人的に対策のわからなかった作戦をやられてしまい、作戦負けに。やはり付け焼き刃はいけない。


形勢はよくわからなかったですが、途中で純粋な王手飛車をうっかりしていたこともあり、負けにしてしまいました。きれーいな王手飛車なのでぜひ見てみてください。



4R

負けはしましたが、次のカードはよかったと思いました。相手は今までに勝ったことのないDさんだったからです。


将棋はまた雁木に。
なんとなく組んでいたらなんとなく悪くなってしまい、自信のない展開のまま終盤戦に。

勝負手気味に角をタダで捨てる順を指して一気に形勢はわからなくなりました。

流れはこちらに傾いたこともあってそのまま勝利。嬉しい初勝利でした。



結果は3勝1敗。
やはりEさんに勝ったことはインパクトがあったようで、いろいろな方からやるじゃんと言われました。えっへん。


でもあれですね、実力は水物です。いつもこんな日だったらいいのに。