準備 | スピカの住み家

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気まぐれで更新します

いよいよ6/26から社団戦が始まります。

今年も参戦予定ですが、出るからには勝たなくてはなりません。大学生の頃は出ればとりあえずある程度勝てるだろうと高を括っていましたが、今年は不安でいっぱいです。



将棋の勉強といえば某先生の将棋をネットのデータベースで並べるくらい(いずれ書きます)で、詰将棋もやらなくなり、ネット将棋での実戦も嫌悪感しか湧かない棋譜ばかり残しています。



そんなわけで今週から本気で勉強しようと思いました。プロの棋譜を調べて、流行形を覚えようとしたのです。



ところがここ数ヶ月の将棋を見てみて、最近の将棋ムズカシイヨ!と某芸人みたいなリアクションになってしまいました。角換わりか横歩取りか矢倉ばかりで……なんでしょう、アマチュア殺しみたいな感もあります。いかにも研究してないと指せないなという圧みたいなものがあるのです。


振り飛車はどこにいったのだ、と。穴熊はどこにいったのだと。なんだか寂しくなりました。もちろん今でも普通に指されてはいるんですが……


許せないのが最近ブームの居角左美濃とかいう戦法です。



これは前から知っていました。大学の研究会で勉強熱心な後輩達が激指と盤面を交互ににらめっこして検討していたのです。あの有名な森内ー阿部戦ですね。私もちょこっと参加してましたが、すぐに飽きてしまった覚えがあります。


当時はあれはソフトやプロだから綺麗に攻め切れるのだ、アマじゃ指しこなせんよと否定的でした。
ところが今はそのソフトの指し手を人間が覚え、パターン化までされてるそうじゃないですか。
ツイッターで発見してしまいました。居角左美濃botというアカウントがあるのを。ほんとによく熱心にまとめてるなあと感服です。



そしてたしか千田五段がこの局面をもう後手良しの可能性があると発言していたのには驚きでした。
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これは許せません。こんな序盤の序盤でもう形勢の優劣がつくなんて。
だから居角左美濃は嫌いになりました。でも、大学生の頃だったらこの形をしっかりと勉強していたでしょう。貪欲にA級で勝ちを得ようとしていたでしょう。なぜか今はあまりそんな気はしません。
情熱が薄れてしまったのでしょうか。



結局準備らしい準備はできず、試行錯誤の毎日です。気づけば大会はもう数時間後。今年は控えめに、こっそりと頑張ろうと思います。