関東アマ | スピカの住み家

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気まぐれで更新します

埼玉県の関東アマ予選に参加してきました。
今回で学生最後の県大会になります。もちろん狙うは代表。なんと今回は代表枠が四人に増えたらしく(本大会がさいたま市で開催されるため)、当日受付の際に知りました。ちょっと可能性が上がりました。



予選から。4人1組で2連勝通過のシステムです。0-2だと敗退。1-1だと来期のシード権をかけて、別のトーナメントに進みます。



初戦は温厚そうなご年配の方と。そういえば数年前に支部対抗戦の決勝で戦ったことがありました。シニア名人戦でも名前を見たことがあります。


温厚そうな見た目とは裏腹に、序盤に不成で角交換してきたり、まいったな~と言いながら急所に手がいったり、しょうがないかと言いながら強気な手を指してきたり、いやあもうまいった!と言いながら頑強な手を指されたりと、かなりワイルドに攻めてこられました。


いろいろ下手な将棋でしたが、なんとか最後は寄せ切って勝ち。原先生から「大熱戦だったねw」とお褒めの言葉をいただきました。




2戦目。相手は高校生の方。
埼玉の高校生は強いです。小学生ですら強いんだからなおさらきつい。とにかく勢いに圧倒されないように指しました。


{B9750ECB-4DD6-4065-95C5-68E54F08DC30}

その結果がこんな感じ。後手の風前の灯火状態になっているのが私です。思いっきり圧倒されてるじゃないか……


相手の研究だったのでしょうか、早指しで次々にパンチを打ち込まれてダウン寸前。こういう将棋はとにかく苦手です。なにより先手玉が安泰過ぎるのが辛い。



図から△2四歩▲2五歩△3五歩▲同銀△2五歩▲6六飛△2七角▲3九金△3四歩▲同銀△6三香▲2八歩と進みます。
{A6F3BD6D-1728-4ECA-B895-7F2A0EE17B88}


しんどかったですが、ここらでようやく光が見えたような気がしました。△6六香▲2七歩△1八飛でようやく攻守交替。自玉は角を渡しても詰みません。本譜は角合いで粘りましたが、以下数手で勝ちとなりました。
ふらふらですが予選通過。



さあトーナメントです。今回は埼玉の代表枠が四人に増えた影響でしょうか、いつもより人数が多く、強豪も多め。いつものクジで抽選となります。
どのブロックを引くか楽しみでしたが、とても素晴らしいブロックを引きました。初戦の相手がK林(康)さん、勝っても次がE藤さんというブロック。素晴らし過ぎて涙が出てきますね。




ただ、闘志は失いませんでした。もし初戦勝てば、教わりたいアマチュア強豪ランキング1位のE藤さんと対局できるのです。
K林さんも恐ろしく強い方ですが、ここを突破する気力が湧いてきました。やってやろうじゃないかと。時々覚醒するんだぞ私は、と。



一手損角換わりの将棋になりました。そういえば先手番だとどんな対策があったっけとフラフラと指しているうちに、気づけばこんな形になっていました。
{8115BA03-9B1B-4C80-9D3A-69C068F9549C}


先手が私で、なんだかプロっぽい構え。ただ、ここから先がまったくわかりません。えいやーと攻めて図のように進みました。

{48E0F84F-A559-4775-8606-29C0B2E9216F}



K林さんが自然な手を積み重ねている間に、こちらの攻めがだんだん軽く見えてきました。銀交換して攻めたのが悪かったのでしょうか、形勢はここからどんどん悪化しました。そのままあまり見せ場なく投了。



結果は初戦敗退でした。ここ最近、トーナメントの初戦で強豪の方にやられてばかりです。たまには勝ちたい。何より早々に暇になるのが悲しいのです。




ここからはスーパー観戦モードに。早く負けたのでたくさん将棋を観ることができました。

ひとつ感じたのは、将棋はやはり終盤ゲーであることです。代表になられた方は終盤での逆転勝ちが多かったように思います。特に原先生は魔力でも使ったのかというくらいでした。


30秒将棋だと、「いかに手が見えるかって勝負」ということも言っていて、これは頷くばかり。
とりあえず詰将棋やります。
あと、埼玉は皆さん得意の型を持っている方が多いので、研究があまり通用しないなと思いました。ええ、詰将棋やります。




次は頑張ると言い続けて、ついに今学期も終わりが近づいてきました。たくさんの方から社会人になったら将棋やるの?と聞かれましたが、多分続けると思います。ただ、優先順位は落ちそうです。一体どうなるんでしょう。



次は学生生活ラストの大会について書こうと思います。