こんばんはニコニコ


今日もご訪問ありがとうございます!


私は過去の物語を何となく

書き始めたのだけど、


これは私が自分の過去を

光に変えていくために

天使がすすめてくれた作業だと

気づきましたおねがい


読んでくださっているあなたも、

もしわたしの文章を読みながら

自分の過去で何か思いだすことがあったり

いま悩んでいることがあったら


その思いや

そのときのご自分に

光を送ってあげてくださいねドキドキ


どんな瞬間の自分自身も

十分に美しく

許されているのだから。


いまのあなたが

過去のあなたに

光を送ってあげられたら

あなたの失敗だと思っていたすべてが

その瞬間に

光に変わる。



そうすると、

過去の延長線上にある

いまのあなた自身にも

自然と必要な変化がおこるから流れ星



この世界はパラレルワールド。

すべては同時!らしいからね!!


私は

『よく頑張ったね、

ありがとう、

どの瞬間も素晴らしかったよ』って

自分に声をかけながら

(実感が伴わなくてもとりあえず言ってみてラブラブ)

呼吸と共に

真っ白な光で満たしていくイメージを

してるよおねがい


ほんの1分くらいでも、

やってみるとすごく安心するのニコニコ

試してみてねウインク




back number  黄色い花 私の物語 黄色い花

『破壊のはじまり』

『二十歳最後の日』  

『友人からの手紙』

 『新たな同居人』




二匹の亀と暮らし始めても

私の孤独はなかなか癒えることはなかった。

 

私はよく、亀たちを狭い水槽から出して

部屋の中を自由に散歩させていた。

朝起きてバイトの時間になると

ひとり大騒ぎして部屋中探しまわり

水槽に戻して部屋を出た。

亀たちはたいてい、部屋のすみっこで手足を甲羅にしまいこんでじっとしていた。

 

そのころ不思議なほど、

心に傷がある男と知り合った。

私は孤独を埋めるために

ひとりの夜をしのぐために

男たちと体を重ねることもあった。

 

だれかと、深い関係になるには、

セックスすること以外思い浮かばなかった。

夜明けまで話すこともあったけれど、どこか空虚だった。

必死で走り続けて固い壁にぶつかり、

それ以上どこにも行けない――

そんな夜だった。

 

体を重ねても他人はどこまでも他人であり、

その関係は、創造ではなく、孤独の消費だった。

 

私はどこか女の子の被り物をかぶっているような気がしていた。

それでも、誰かに求められている、という事実は

私の承認欲求を満足させてくれていたんだと思う。

 

 

相変わらず小説を書いたりバイトにあけくれたり

食べ吐きを続けながら

たまに病院に行ったりして

また一カ月がすぎた。

五月のゴールデンウィークの終わり、友達とのお茶の帰り道

大学近くの並木道の青い葉を見上げていたとき

私は自分が子供のころ一番

燃えるような情熱を感じたことを思い出した。

 

 

私、ミュージカルスターになりたかったんだ!

 

 

小学一年生の時、『サウンド・オブ・ミュージック』に感動して

涙があふれて止まらない夜を過ごしてから

その夢はずっと、私の中の奥深くにしまい込まれたまま、

消えることはなかった!

 

親に一笑に付され、友達に馬鹿にされてから

(どちらもその時の私がただそう“受け取ったと思い込んだ”だけだけど)

一度もそこに取り組んだことはなかったけれど

今こそそこに向き合わなければ。

 

 

生きていくために――

 

 

私は急いで帰るとパソコンをたたき、

『ミュージカル 学校』『演劇』などのキーワードで

ひたすら検索し、いま住んでいる部屋のすぐ近くにある俳優養成所が

来週にもオーディションを開催することを知った。

 

『都内最安の俳優養成 一年以内にデビューできます!』

 

 

これだ、ここに踏み出さなければもうあとはない――

 

 

すぐさま申し込み、

私はオーディションを受けることとなった。

 

 

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