駅までの途中にお寺がある。
そのお寺の庭に立派な桜の木があり、
毎年綺麗な桜をいっぱいに広げて、
私達を楽しませてくれている。
今年も桜の季節となり桜の開花に気付いたのは、
お寺の前を通った時に
ひらりひらりと花びらが落ちてきたから。
昨年道路まで出ていた枝が伐採され、
少し見上げないと気が付かないようになってしまっていたけど、
美しさと見事さは健在でした。
「ああ、咲いたんだ綺麗ですね
」
そう声をかけて私は通り過ぎた。
そして、職場で私の足元に桜の花びらがひとつ落ちていた。
「あら、こんな所に花びらが…。」
見つけたのは同僚だった。
あら?つけて出勤しちゃったかな?
もう~いや~ね~
そんなに私が好き?
私はあなたが大好きですよ~
桜の花びらを持ち込んだ犯人は
私ではないかも知れないが、
今朝の花吹雪を思い出して
一人ほくそ笑む私でありました