山添:あの人て、彼ですか?



川島:・・人が倒れとんのにあんな怒ってんねん。もしかしたら、今まで溜まってたもんがあるのかもしれん。



若槻:でもさ、出演者やスタッフならともかく、あの人は大木さんに近づくこともできないじゃん。



佐久間:あの、俺もあの人、怪しいと思います。


山添:さっくんも!?

田村:とはいえ、疑っていても確証がないと逆なでするだけ。それどころか名誉毀損で訴えられます。 







佐久間:こう考えてはどうかな?さっきいーちゃん達アイドルがパフォーマンスの中で俺等の席まで来たじゃないですか。その時に誰かに気を取られてる隙に他の子が大木さんの水に毒物を入れた。


川島:おいさっくん、アイドルの子を疑ってんの!? 

佐久間:あくまで可能性の話です。あながちおかしくはないのでは?












山添:いやおかしいやろ。さっくんだってアイドルなら分かるやろ?アイドルなんてイメージ商売。そんなことしたら一気に崩れんで。

若槻:てか、頼まれても共犯者でしょ。(苦笑)

伊藤:ちょっといいですか。

川島:はい何ですか?

伊藤:欠席裁判になりますがね。この際だ。あの人。大木って人は可笑しいですね。人徳かもしれんが、長い芸歴のわりには素頓狂で。

若槻:なんですか?

伊藤:いやね。最近はウチのアイドルも製作側の都合で火曜日レギュラーが多いけれど、あの人はよく邪魔をするんでね。どうにかならないかと。








川島:被害者なんですよ?そんなこと俺等に言うてどうなるんですか? 

伊藤:いやね、言っておこうと思って。

山添:言いたいことは分かりました。だけど、大木さんには大木さんなりに長い芸歴で培ったもんがある。それは申し訳ないけど高学歴のエリートの人には分からんと思います。 











 
若槻:なんなのあいつ。あながち川島さんの言う通りかもしれないよ?


?:あの、すみません。

山添:え?どっかで見たことある。 














なぎさ:あっ!私、齋藤なぎさって言います俳優の。 

若槻:知ってる!さっしーのっていうかイコラブだった子だよね?

なぎさ:ずっと前は。

川島:・・・そんな齋藤さんがなんですか?











なぎさ:・・・いえ、今日ここでビビる大木さんが倒れたと聞いて。

山添:大木さんは倒れたけど、齋藤さん何か知ってるんですか? 

なぎさ:もちろん何も、いや、その。

若槻:なにか知ってることあんの?あ!さっきの伊藤とかいう人から何か言われたとか。

なぎさ:違います。(苦笑)










山添:じゃあなに?出演者でもないのに何でここに来たん?

なぎさ:あの、挨拶したんです!収録が始まる前に。今日、私も出る予定になっていて。

山添:・・ディレクターそれはホンマですか? 









ディレクター:ええ。メンバーにはサプライズで、齋藤さんとイコラブの久々の共演を予定していました。


なぎさ:収録前に、偶然に大木さんの楽屋の前を通って、中に居られたから挨拶して。

川島:大木さんとは何かレギュラーやってるとか?