その言葉の裏側は? | 脱力思考

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 「内角のシュートやったね」。

 これは、スポーツ担当の記者時代に先輩から聞いたお話です。

ある時期、元プロ野球・阪神タイガースのホームラン王、田淵幸一選手は、
ホームランを打つと、冒頭の台詞を必ず述べたそうです。

 なぜか? 

 田淵は当時、ちょっと太っていたせいか、
真ん中から内角のふところに入ってくるシュート・ボールに対応できず
まったく打てなかったそうです。
なので、ホームランの後は必ず、打った球がカーブだろうが直球だろうが関係なく、
 「さっきのホームラン? 内角のシュートやったけど、うまく打てたでぇ」
とハッタリをかまし、
スポーツ記事を通じて他球団の投手にプレッシャーを与えたのだそうです。
田淵はもう内角のシュートを打てるようになったぞ、と。

 次に対戦する投手がシュートを田淵に投げるかどうか、
少しでも迷ってくれたらOK、という訳です。
当時はまだテレビでプロ野球ニュースがなく、放映試合も巨人戦だけだったので
結構、効果があったそうです。

 ただ、このお話。ちょっと出来過ぎなので、実話なのか否か?
田淵さん本人に会ったら聞こうとずっと思っていたのですが、
現時点でまだ会えていません。どなたか、田淵さんに会う機会があったら
ゼヒ聞いておいていただければと存じます。

 でも、なぜ、この田淵さんの昔話をいま思い出したのか、と申しますと
我が国の総理の最近の発言を読んでいて、
「あれ? これ、日本語だよな? なんでだろう? 意味分からんぞ」
と一瞬焦りを感じてしまったからです。ドイツ語の勉強のしすぎでしょうか?

 きっと、その言葉の裏には深い深い意図があるんでしょう。
自分はまだまだ未熟だなと。。。猛省しております。
 
 押忍!

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