人生は凄く短いから、好きなコトして暮らしましょう、って意味だろうが、
サムライ道の象徴的書物と言ってもいい「葉隠」にこんな一節があると、知った時はビックリした。
確か、私がまだ30歳前後。新聞記者をしながら、とある武術道場に出入りしていた頃だった。
当時の自分には、サムライってなんだか「危ない」とか「堅苦しい戦闘者」とか
そんなイメージしかなかったが、この一節で認識を改めた。
関係のない大昔の人ではなく、話の分かる身近なセンセみたいな感じになった。
ちなみに、葉隠れにはたくさんの教えが記されているが、とりあえず目についたものを幾つか…。
「武士道とは、死ぬことと見つけたり」
「すべては幻。世界は皆からくり人形なり」
「己がどんなに穢れていようが、神様に拝むのだ」
「どんなコトでも7回の呼吸のうちに決断せよ」
「水がきれいすぎると魚は住まない」
「翌日のことは前夜に考え、計画表を書いておけ」
「他人への忠告は役に立たない。自分の憂さ晴らしになるだけだ」
新篇 葉隠 (タチバナ教養文庫)/山本 常朝

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